「自分の気に入った駒」を磨きながら眺めたり、それで将棋を指したりすることは、駒マニアにとって一種の至福の時間でしょう。とはいえ、気に入った駒に出合うのは、なかなか難しいものです。 そのようなみなさんの駒探しの一助にしていただくために、新しく「『駒の詩』情報室」を増設しました。駒に関する情報を徐々に増やしていきますので、自分の気に入った駒にめぐり合うためにお役立てください。 このページは、別項「駒知識百か条」とも関連していますが、ここでは歴史的な知識などではなく、実践的な駒そのものを視点を変えて詳細に解説していきます。項目のトップに掲載してあるのは、「酔棋制作駒の価格と制作期間の目安」と「現在、酔棋手持ちの駒木地リスト」です。もしも、駒の制作を依頼するようなときには、その項目を参考にしてください。 一口に「いい駒」といっても、指して使うのに適切なものから、芸術的・工芸的、または抽象的なよさを含むものまで、実に幅が広いです。ですから、すぐに「いい駒」を見つけようとするのではなく、まずは「自分の気に入った駒」を探すことをめざしてください。それには、ご自分が「具体的にどのような駒が好きなのか」をイメージすることが大切です。その「お気に入りの駒」を、歳月をかけて使っていく(育てていく)うちに、やがて「いい駒」になっていくのではないでしょうか。 「自分の気に入った駒」を所蔵し、それで将棋を指す、そのような駒ライフをぜひ堪能してください。 |
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