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酔棋プロフィール


本名/増山雅人(号・酔棋)

イラスト/永島慎二作

◆1949年、東京に生まれる
◆1972年、明治大学政治経済学部卒
◆1974年、2年弱のサラリーマンのあと、フリーの校正マン
◆1977年、駒作りを始める
◆1982年、編集プロダクション「逍遙舎」設立。後に棋書も編集
◆1991年、100組駒制作記念として個展「棋は鼎談なり」を開く
◆1996年、『駒のささやき』(駒研出版会刊)で、編集長を務める
◆2001年、ホームページ『駒の詩』開設する
◆2005年、250組駒制作記念として個展「使われてこそ名駒」を開く
◆2006年、『将棋駒の世界』(中公新書カラー版)を刊行する
◆2009年、300組駒制作記念として個展「駒の後ろに作者が見える」を開く
◆2012年、『将棋駒の世界』(電子書籍版)を逍遙舎から刊行する
◆2014年、編集プロダクション「逍遙舎」閉鎖、フリーの書籍編集者に
◆2014年、「酔棋流書き駒教室」を開く
◆2015年、10月「将棋駒の世界〜歴史とその魅力〜」の講演を「NHK文化センター柏教室」にて行う。
 ※講演に使用した「レジュメ」と「駒(出土駒など)・主な駒師(工房含む)概略年表」

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◆2015年、11月「将棋駒をつくろう〜かんたん駒つくり〜」の講座を「NHK文化センター柏教室」にて行う。
◆2016年、400組駒制作記念として個展「たかが駒、されど駒」を開く
◆2017年、10月「人工透析」を始め、透析生活となる。
◆2017年、11月「将棋駒の世界〜歴史とその魅力〜」の講演を「関西駒の会」(作品展示会)にて行う。
◆2024年、8月『開運なんでも鑑定団』に駒の鑑定士として出演。

森田正光さん登場シーン。

雅峰作の彫り駒。 赤柾の駒木地に、彫り跡は鮮やか。
鑑定中の増山。 左端に鎮座しているのが私。 駒ジャーナリストは私のみの肩書。


『開運なんでも鑑定団』(2024年8月6日放送)に私(酔棋)が駒鑑定士として出演しました。気象予報士として高名な森田正光さん所有の駒「錦旗島黄楊赤柾彫り駒・(平田)雅峰作です。森田さんの本人評価額は40万円でした。私の古くからの駒作り仲間であった今は亡き平田雅章氏(号・雅峰)の作品であったので、感慨もひとしおでした。私としても初めての経験でしたが、それなりにおもしろかったです。


 小学2年生のときに亡くした父から、小学校に上がる前に将棋を教わる。比較的早く覚えたほうだが、本格的に将棋を指すのは、大人になってからと意外と遅い。高校時代(2級)に将棋愛好会で少し指すが、大学に行ってからは麻雀ばかり。
 再び将棋を始めた社会人のとき、主に棋書で勉強し道場で鍛える。振り飛車党から居飛車党に転向し、四段となる。ただし、本で覚えた将棋は終盤が甘く、やがて指し将棋に限界を感じはじめる。そのころに「駒作り」と出合う。

◆駒関連

 1977年、熊澤良尊氏主宰の「駒づくりを楽しむ会」の会員となり、アマチュアとしての駒作りの第一歩を踏み出す。当然なことに彫り駒からスタートし、数を作るうちに彫り埋め駒、盛り上げ駒とステップアップするが、盛り上げで失敗を重ね、一時期あきらめたこともあるが、後にそれを克服し盛り上げ駒を得意とするようになる。1993年、「書き駒」の第1作を制作。のちに「酔棋流書き駒」を開発し、2014年「酔棋流書き駒教室」を開催する。
 1988年、北田義之氏主宰の「将棋駒研究会」に参加し、駒に関する活動がより活発になる。1991年、駒個展開催。1993年4月〜2000年3月、『NHK将棋講座』で駒シリーズを連載。1996年、将棋駒研究会の有志7人と『駒のささやき』(駒研出版会)を制作し、その編集長を務めた。
 「駒の魅力を数多くの方に知っていただきたい」というコンセプトのもとに、2001年、ホームページ『駒の詩』を開設する。そのHPをベースとして「オフ会」「将棋大会」「駒個展」を随時開催している。

◆駒  銘

 2000年になって、自作の駒が200組を超えたのを期して、それまで使用していた駒銘を右から左ものに変更した。


◆遊  印

 私の駒作り仲間に、漫画家の永島慎二氏(2005年没「永島慎二レクイエム」参照)がいた。駒作りとしては私が先輩だから、当初は年齢が逆の奇妙な子弟関係ではあった。しかし、やがて駒を通じて心がふれあい、永島氏の漫画作品に似たほのぼのとした世代を超えた友情がいつの間にやら生じていた。
 また、モノ創りの創造的な喜びや厳しさなども教わり、そのことは私の駒にもかなり影響していると思う。いつのまにやら、永島氏は私の「心の師」といってもいい存在になっていた。

  
これらの遊印は永島氏が私に作ってくれたもの


◆好きな言葉

・「棋は鼎談なり」
 (将棋は対局者二人と盤駒三者の話し合い)
・「使われてこそ名駒」
 
(いい駒も飾っておくだけでは、名駒にはならない。使われてこそ味が出る)
・「駒の後ろに作者が見える」
 (永島氏がよく言っていた言葉。この言葉を肝に銘じて駒を作りたい)

漫画家・永島慎二駒語録

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駒の詩