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酔棋制作駒「第4回個展」出品作
―展示駒(販売駒など)・参考出品―

 

 別項の「酔棋制作駒『第4回』個展―たかが駒、されど駒」(▼参照)に展示した、「酔棋作」の駒たちをここで紹介します。「展示駒(販売駒など)」「参考出品の駒」とに分類してあります。これらの駒は、ほとんどが「作品ライブラリー」をはじめ別ページで掲載しています。さらに、詳細や大きな写真を見たい方は、たとえば「▼作品ライブラリーへ」「▼書き駒教室用へ」といったようにリンクを張っていますので、そちらを合わせてご覧ください。
 全部で34組の駒たちが一堂に会します。「書体」の数は22で、製法は「書き駒・彫り駒・盛り上げ駒」の3種です。素材はほとんどが黄楊ですが、なかにいくつかは色漆を使った「紫檀」などもあります。同書体、たとえば「長録」などは「斑入り赤柾」「虎杢」の素材の違いや、「盛り上げ駒」と「書き駒」の製法の異なったものもありますので、比べてみるのも一興です。


 メモリアル1(個展を終えて・抽選プレゼント駒・飯島栄治七段指導将棋)(▼ここから移動)
 メモリアル2(個展の模様・講演会・第5回オフ会)(▼ここから移動)

個展出品作について

■展示駒(販売駒など)

 最初に、「展示即売」する駒(新作・旧作含む)から紹介します。このHPのトップページに掲載した、今回の個展の記念作「源兵衛清安(第400作)」をはじめ、「書き駒教室用」(▼別項参照)のサンプルのために作っておいた駒も、今回展示即売にしました。

即売の駒(制作順)

長録書中国黄楊斑入り赤柾
盛り上げ駒(第237作)

「長録」という個性の強い書体を、斑入り赤柾に収めた。

▼作品ライブラリー・237へ

清安書楓虎斑拭き漆仕上げ
書き駒(第343作)・販売済み

黄楊と比べるとやや軽い楓に、拭き漆を施した「書き駒」。

▼作品ライブラリー・343へ

巻菱湖書島黄楊柾目
書き駒(第369作)・販売済み

タイトル戦などでもおなじみで、人気のある「巻菱湖」の「書き駒」。

▼書き駒教室用・369へ

水無瀬書島黄楊柾目
書き駒(第374作)・販売済み

比較的上品な柾目に、私の得意にしている「水無瀬」を収めた。

▼書き駒教室用・374へ

董仙書島黄楊根杢
盛り上げ駒(第399作)

小ぶりの駒木地に、朱合+呂色のブレンド漆で古色を出した。

▼作品ライブラリー・399へ

源兵衛清安島黄楊虎杢
盛り上げ駒(第400作)・販売済み

個展の400組目の記念作。虎杢の駒木地に負けていない書体。

▼作品ライブラリー・400へ

 

玉舟書島黄楊斑入り糸柾
盛り上げ駒(第403作)・販売済み

第20回オークション出品作。締め切りは10月16日(日曜)21時。

▼第20回オークションへ

錦旗島黄楊木口杢
書き駒(第406作)・販売済み

木取りが逆の木口杢。オーソドックスな「錦旗」を書き駒にした。

▼作品ライブラリー・406へ

 

■上記の駒に関する問い合わせ
 酔棋(増山雅人)
 
Email:suiki@cam.hi-ho.ne.jp

非売品の駒と愛用駒

水無瀬書島黄楊紫雲虎斑
盛り上げ駒(第150作)

私の代表作となる「水無瀬」。『将棋駒の世界』にも掲載。

▼作品ライブラリー・150へ

龍山安清島黄楊虎杢
盛り上げ駒(第195作)

私の愛用駒。「指導将棋」「酔棋駒で指そう!」で使ってもらいました。

▼作品ライブラリー・195へ


依頼・贈呈の駒

  以前に制作を依頼されて、個展当日に依頼者にお渡しした「依頼駒」と「贈呈駒」の2作です。「奥野錦旗」は、今回指導将棋をお願いしている飯島栄治七段の「B級1組昇級のお祝い」として、私が作って差し上げた駒です。

清定(花押)薩摩黄楊稲妻杢
書き駒(第404作)

依頼者持ち込みの駒木地に、古くから伝わる「清定」を「書き駒」にした。

▼作品ライブラリー・404へ

奥野錦旗島黄楊赤柾
書き駒(第405作)

比較的穏やかな赤柾。飯島七段は研究会で使うとのこと。

▼作品ライブラリー・405へ


酔棋修復の駒

安清(花押)象牙書き駒・酔棋修復

 この駒の詳細は下のリンク先でご覧ください。100年はたっていると思われる江戸期の雛駒(通常の駒の7割の大きさ)を、酔棋が完全修復し、現代に甦らせものです。今回出品するにあたって、専用の盤・駒箱一式を新たに購入しそろえました。このように古い駒を修理するとき、昔日の駒に携わった人々に思いをめぐらすいい機会となりました。

▼「駒関連資料館・32安清(花押)


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■参考出品の駒(制作順・所蔵者略)

 すでに以前にお譲りした駒を、今回の個展のためにいくつかお借りして参考出品としてみなさんにご覧いただきました。詳細や大きい写真をご覧になりたい方は、リンク先のページに行ってください。今回の個展にあたって、大切な駒を提供していただいたみなさんに感謝しています。

巻菱湖書島黄楊虎斑
盛り上げ駒(第145作)

「飯島七段指導将棋」などで使用する。年数を経ていい味に育っている。

▼あの駒は今・5へ

王羲之島黄楊赤柾
盛り上げ駒(第169作)

駒乾燥台に並べた。現在制作の「王羲之」とは、字母紙が少し変更。

掲載ページなし

源兵衛清安書島黄楊虎杢
盛り上げ駒(第180作)

持ち込み駒木地で、依頼されて制作。記念の第400作と似ている。

▼書体への誘い・4へ

宗歩好中国黄楊赤柾
盛り上げ駒(第191作)

奥野作の「名人駒」(▼参照)に影響されて作った。そろいのいい「赤柾」だ。

▼作品ライブラリー・191

巻菱湖書薩摩黄楊縮み杢
盛り上げ駒(第199作)

すぐ上の第145作と比べて字が太く、俗にいわれる太字の「菱湖」である。

▼書体への誘い2へ

錦旗紅紫檀拭き漆仕上げ
書き駒(第242作)

珍しい緑色漆を使用。『将棋駒の世界』にも掲載。北田氏に贈呈した。

▼作品ライブラリー・242

長録書島黄楊虎杢
盛り上げ駒(第266作)

第237作の同書体と比べると、駒木地の違いで趣がかなり変わってくる。

▼作品ライブラリー・266

清安書島黄楊斑入り根柾
盛り上げ駒(第297作)

第64期「王将戦」第4局・渡辺明王将VS郷田真隆九段戦に使用される。

▼作品ライブラリー・297

寉園島黄楊柾目
彫り駒(第306作)

駒師・木村文俊の独自の書「寉園」を、木村形の駒木地に収めた。

▼作品ライブラリー・306

長録書ブライヤー玉杢
書き駒(第311作)

珍しいブライヤー(パイプに使う)駒木地の白色(アイボリー)漆の「書き駒」。

▼作品ライブラリー・311

酔棋好島黄楊根柾
彫り駒(第314作)

作ったときより、「根柾」がいい感じに。第393作の「書き駒」と比較。

▼作品ライブラリー・314

巻菱湖書島黄楊根杢
盛り上げ駒(第320作)

飯島七段が研究会などで使用。指導将棋でもこれで指していただく。

▼作品ライブラリー・320

羽前島黄楊絹柾
書き駒(第324作)

太字に強弱があり魅力ある書体。「糸柾」よりも目が詰まっている「絹柾」。

▼作品ライブラリー・324

玉舟書島黄楊杢
書き駒(第358作)

オークション出品(第403作)とまったくの同書体。こちらは「書き駒」。

▼作品ライブラリー・358

阪田好島黄楊糸柾
彫り駒(第371作)

伝説の王将・阪田三吉由来の書体。この書体は、彫り駒が適切なのかも。

▼作品ライブラリー・371

俊歩禎好島黄楊柾目
彫り駒(第375作)

自ら字母紙にし、名づけた書体の2作目。たぶん他に作られていない。

▼作品ライブラリー・375

金米島黄楊板目
彫り駒(第379作)

天童由来の書体。駒形も「木村型」といわれる縦長。朱合漆で彫り駒に。

▼作品ライブラリー・379

芳雨書島黄楊斑入り柾
書き駒(第383作)

影水夫人の号・美水のオリジナル書体。朱合+呂色のブレンド漆を使う。

▼書体への誘い・22

酔棋好島黄楊柾目
書き駒(第393作)

「酔棋好」としては、初の「書き駒」。第314作の彫り駒と比べてもらう。

▼作品ライブラリー・393

英朋書紫檀拭き漆仕上げ
書き駒(第397作)

紫檀や黒檀などの素材は、拭き漆を施した仕上げにすることが多い。

▼作品ライブラリー・397

   

宗歩好中国黄楊赤柾
書き駒(第398作)

同書体の第191作とは異なり、こちらは「書き駒」。「赤柾」には合う書体。

▼作品ライブラリー・398

水無瀬書島黄楊虎斑
書き駒(第402作)

名工の一人・金井静山作の「水無瀬」をもとに制作。ブレンド漆を使用。

▼作品ライブラリー・402

   

 メモリアル1(個展を終えて・抽選プレゼント駒・飯島栄治七段指導将棋)(▼ここから移動)
 メモリアル2(個展の模様・講演会・第5回オフ会)(▼ここから移動)

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