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『駒の詩』第1回将棋大会
A・B級トーナメント

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A・B級トーナメント


 予選対局の結果、下記の8名(予選勝者)がA級

江田三段
金子六段
池田四段
大平四段
藤井四段
酒井二段
北田初段
古川3級

 予選を勝ち抜いてA級トーナメントに出場したのは、順当なメンバーといえるかもしれません。左ブロックは、全国的なアマ強豪(元アマ竜王)で知られる金子さんをはじめとする優勝候補が目白押しでした。
  右ブロックでは、将棋駒研究会会長の北田さんが、独特の口三味線(?)で準決勝まで進みますが、3位決定戦では大平さんに敗れ、北田特別賞として持参した島黄楊柾目の駒木地は、大平さんに差し上げることになりました。そこで、私も準優勝と同じ「彫り駒半額券」を発行して、後日、大平さんの駒を作ることに。大平さんは3位の賞品「色紙」も、手にしました。遠く(和歌山県)から参加のかいがあったことでしょう。
 左ブロックの準決勝「金子VS大平」戦が、事実上の優勝戦だったかもしれませんが、やはり金子さんがそれも制します。右ブロックでは藤井さんが順当勝ちで決勝戦に進出しました。「金子VS藤井」戦のA級決勝戦の詳細は、下記をご覧ください。
  なお、対金子戦では「角落ちでもかまいません」と、金子さんがおっしゃっていただいたのですが、あえて大平、藤井さんのお二人とも平手戦で臨まれました。

A級決勝戦(賞品の「巻菱湖」で対戦)
棋譜は▼棋譜ページへ
※棋譜ページを開いて、「藤井VS金子」戦を選択してください。


■金子タカシさんA級優勝コメント
 増山さん、『将棋駒の世界』の出版おめでとうございます。
 増山さんと私とは、もう20年近く前の話になりますが、 『寄せの手筋168』(高橋書店刊)という本を出版した際に、 編集をご担当いただいたのが縁で、それ以来のつきあいになります。その際には、記念として「巻菱湖」の彫り埋め駒をプレゼントしていただきました。
 この度は将棋大会に参加させていただき、A級で優勝することができました。最近は将棋の大会での優勝から遠ざかっているので、大変うれしいです。とくに賞品に「巻菱湖」の盛り上げ駒は素晴らしい。 これで約20年を経て、同じ「巻菱湖」の彫り埋め駒と盛り上げ駒がそろいました。
 今も、ときどき、『将棋駒の世界』とともに、賞品の駒を眺めて悦に入っています。
 本当にどうもありがとうございました。

藤井四段(左)VS金子六段戦。二人とも、じっくりと読みにふけっている姿は真剣です。「巻菱湖」で指している途中盤面は、拡大してご覧ください。

盤面拡大


■藤井俊哉さんA級準優勝コメント
 学生時代、『将棋ジャーナル』に「その後の山田定跡」 を連載されたり、「ザ・必死」「ザ・凌ぎ」などの付録 まで作られていた超有名人の金子さんとの対戦となり ました。
 対戦できるだけで十分満足してしまいました。
 6手目にいきなり角交換されて、近代将棋道場1級の私には早くも未知の局面が登場しました。 6八角を合わせたのが冴えない構想だったようで、以下は実力差のまま、押し切られました。

増山コメン
 金子さんとは、全部で4冊の棋書を作りました。私も、かつて角落ちで2番教えてもらいましたが、終盤力の違いで負けに終わっています。久しぶりの優勝でうれしいとのコメントは、金子さんとはいえ時代の趨勢を感じさせます。とはいえ、まだまだ現役で指せますから、もう一度アマのタイトルをとってください!
 藤井さんの、今回の将棋大会での活躍はすごいものです。最初は、ご本人いわく「近代将棋道場1級」ということで、もう少し棋力を低く申告されていましたが、藤井さんをよくご存じの関西の方々のアドバイスもあり、四段で参加することになりました。結果は準優勝でしたから、妥当な棋力だったのではないでしょうか。
 賞品の駒木地は、藤井さんのお好みの書体で、私が書き駒を作る予定になっています。 

予選対局の結果、下記の8名(予選敗者)がB級

山口四段
本田三段
柿島三段
林田二段
鵜川四段
郡司3級
武澤初段
塩井三段

 予選対局の結果は敗者となったみなさんですが、B級優勝賞品の「龍山安清」をめざしB級トーナメントが始まりました。
  左ブロックは、最近ではあまり指してはいないはずの私の高校時代からの友人・本田さんが、格上の山口さんを降したあとは決勝戦まで進みます。また右ブロックでは、棋力どおりに鵜川さんが進出しました。
  3位決定戦は、くしくも関西駒の会の会長・林田さんとそこの会友でもある石川県の塩井さんの戦いとなるはずでした。ところが林田さんが、久しぶりの対局で疲れてしまい(実は、前日から飲み会がひびいたみたいです)、塩井さんの不戦勝となります。塩井さんは、矢内女流名人の色紙を獲得しました。
 「本田VS鵜川」戦のB級決勝戦の詳細は、下記をご覧ください。

B級決勝戦(賞品の「龍山安清」で対戦)
棋譜は▼棋譜ページへ
※棋譜ページを開いて、「本田VS鵜川」戦を選択してください。


■本田常道さんB級優勝コメント
 『将棋駒の世界』の出版、ほんとうにおめでとうございます。また、第1回将棋大会が盛大に開催され、心よりお喜び申し上げます。
 増山君とは、高校1年生の時に将棋同好会で棋友となり、今日まで続いています。酔棋作の駒としては、「源兵衛清安」と「水無瀬」を作ってもらっています。
 最近は将棋を指す機会がほとんどなく、この将棋大会でも1勝できればと思っていたところ、優勝できて大変びっくりしています。賞品の「龍山安清」は、これからも大切に使わせていただきます。
 先日は、 まことにありがとうございました。

本田三段(右)VS鵜川四段戦。こちらも序盤早々から、変則的な展開となります。「龍山安清」で指している途中盤面は、拡大してご覧ください。

盤面拡大


■鵜川善郷さんB級準優勝コメント
 増山さん、ご出版おめでとうございます。
 大変にいい本ができ、これから駒を趣味とする方々が増えるきっかけになってくれることと喜んでおります。
 また今回は、出版記念の将棋大会にも参加をさせていただき、ありがとうございました。クラス分けの予選で、A 級で準優勝された藤井さんとあたり、予定どおりに負けました。B級では、運がよく決勝まで残ることができましたが、序盤で早くも見落としに気づき金を四段目まで上がる羽目になり、それからはもうシッチャカメッチャカの内容で、棋譜が載せられることを聞いたときときには血の気がうせる思いでした。
 ひどい内容で、相手の本田さんにもご迷惑をおかけしてしまいました。次の機会には、少しはましな将棋がさせるように老骨に鞭を入れてみようかとは思いますが、はたして衰えを止めることができるやいなや……。

増山コメント
 
本田さんとは、私もいつ対戦したか忘れるぐらいです。ここ10年ぐらいは、もっぱら年に数回の麻雀でしか対戦していません。本田さんがB級を制したのには、私もちょっと驚いています。
  鵜川さんには、『将棋駒の世界』でも多くの所蔵駒を撮影させていただいたりと、いろいろと協力していただきました。銘駒収集家で知られるかたわら、駒木地や駒箱も製造したりしています。
 そこで準優勝賞品の駒木地は、当日行ったミニオークション駒を落札した江田さんに鵜川さんがプレゼントしました。後日、江田さんがお好みの書体で駒を作ることになっています。

 矢内女流名人指導将棋、第3回オフ会はそれぞれのページでご覧ください。

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