「将棋駒研究会」会友出品作
―展示即売・参考出品・その他―
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「将棋駒研究会・展示即売会」(2013年10月5日・6日に開催)に出品された会友の作品を、一部ですがここに掲載しておきます。出品作は全部で70作くらいで、他に駒箱なども会場に出品されました。会場にて催し物もいくつか開催しましたが、それは各ページをご覧ください。
会友のみなさんは、北田義之(号・如水)会長や私(増山雅人/号・酔棋)をはじめとするおなじみの駒師をはじめ、作りはじめたばかりの初心者まで数多くの会友が出品しました。
初日は雨にもかかわらず、近郊・遠方の方々が会場にいらしていただきました。気に入った駒を購入した方、じっくりと展示された駒を堪能する方、それぞれのイベントを楽しむ方、多くのみなさんに駒の世界を味わっていただきました。
世間にはアベノミクスがまだ十分に浸透しているわけでもないというのに、ご来場いただいたみなさんに16組もの駒が購入されました。これからも、駒を作っていく会友には励みになることでしょう。
なお、写真横の「←写真拡大」をクリックすれば、さらに大きな写真がご覧いただけます。
※ここに掲載した駒のいくつかは、展示会場ですでに販売されたものもありますので、「参考価格」の提示は外しておきます。どうしてもお知りになりたい方や、また興味のある駒がおありの方は、私(酔棋)にじかにメールでお問い合わせください。その場合は、制作した会友に連絡をとらせていただきます。
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展示即売会出品作
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錦旗島黄楊虎斑盛り上げ駒・如水作
作者コメント
どちらかというと、やわらかい感じの虎斑で、目にやさしく指しやすいと思います。
※「錦旗」は北田さんが好きな書体で、全部で2〜3組出品する予定です。
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巻菱湖書中国黄楊虎杢盛り上げ駒・酔棋作
作者コメント
この駒の詳細は、「作品ライブラリー・巻菱湖(第347作)」(▼別項参照)をご覧ください。なお、さらに大きな写真は「フォトライブラリー」(▼別項参照)をご覧ください。
※この他に、非売品の「水無瀬紫雲虎斑盛り上げ駒(第150作)」(▼別項参照)などをはじめ、最新作を含め8作(プレゼント駒を含めると9作)。
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安清(花押)島黄楊柾目書き駒・酔棋作
作者コメント
この駒の詳細は、「作品ライブラリー・安清(花押)(第353作)」(▼別項参照)をご覧ください。なお、さらに大きな写真は「フォトライブラリー」(▼別項参照)をご覧ください。
※おなじみ「酔棋流」の書き駒で、古い駒を再現しました。この作品が文字どおりの最新作となります。
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水無瀬書島黄楊根杢彫り駒・蜂須賀作
作者コメント
最上の「根杢」に負けない彫りは、我ながら絶品だと思います。
※蜂須賀さんの彫りは定評があり、会友のみなさんの憧れです。
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清安書島黄楊根柾彫り駒・蜂須賀作
作者コメント
「柾目」のはっきりした「斑入り」の粋な駒です。
※蜂須賀さんには、抽選駒も提供していただいています。全部で10作ほど出品しました。
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錦旗(宸筆錦旗)薩摩黄楊孔雀杢盛り上げ駒・菊一作
作者コメント
端正な書体「錦旗」をやや派手めな駒木地「孔雀杢」にて仕上げました。
※二見さんは、ネットオークションにも出品しているようです。
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水無瀬書薩摩黄楊板目彫り駒・千波作
作者コメント
漆の艶が思った以上によく表れました。ここから磨き・面取りの作業を経て、全体的につややかな作品に仕上がればよいと思います。
※「将棋駒研究会」も老齢化が及んいますが、そのなかで辻田さんは超若手です。
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安清書島黄楊柾目彫り駒・正廣作
作者コメント
そろそろ自分の駒で将棋を指そうと作った駒です。書体の「安清」は駒形に収まりのいい安定感があり、たくさんの人が完成をめざした書体で、それぞれの時代の最善手を感じています。
※高橋さんも「将棋駒研究会」では、いつの間にやら中堅になっています。
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水無瀬書島黄楊板柾交じり彫り駒・市村(昇悦)作
作者コメント
石の上にも3年目の初級者です。号は「市村」から、「昇悦」に変更の過渡期です。
※市村さんは「展示即売会」に、4作出品の予定です。
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王義之書島黄楊柾目彫り駒・秀篁作
作者コメント
以前書道を習っていたとき、お手本としていたこともあり、親しみと優雅さを感じこの書体を選びました。
※ちなみに「王義之」は「王羲之」が正しいですが、駒にはこの代用も使われているようです。遠藤さんは、全部で3作出品の予定です。
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羽前書島黄楊柾目彫り駒・國蔵作
作者コメント
私は、彫り駒が好きです。駒の制作をするたびに、とても個性のある書体がたくさんあることに驚きです。
これからも彫り駒を追求したいと思っております。
※「羽前」とは、古名で現在の山形県の一部を指します。原本となった字母は、「豊島作」と思われます。
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痩金中国黄楊柾目彫り駒・江仙作
作者コメント
12番目のオリジナル書体「痩金(そうきん)」です。中国・宋の第11代皇帝の千字文を元にした創作書体です。
細い字と茶色のうるしがマッチしたきれいな駒です。
※上村さんは、おもにオリジナル書体の彫り駒を作っています。その中でも掲載の「痩金」は、新作みたいです。
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魚龍一字島黄楊柾目彫り駒・道和作
作者コメント
価格は安くしましたが、思いっきり時間をかけて制作
し、「兆し」の見える駒に仕上がりました。
※この作品ついては、問い合わせが多く、ご予約はしかねる状況です。ご了承ください。樋村さんは、別な書体「中島書」をプレゼント駒に提供していただいています。この「魚龍一字」は「玉将2枚、王将1枚」ですので、双玉で指すことができます。
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蜀紅改島黄楊柾目彫り駒拭き漆仕上げ・三升作
作者コメント
以前漆がにじんでしまって放ったらかしにしていた駒です。拭き漆で色をつけて再生しました。わざと色むらをつけてあります。特価品で出したいと思っています。
※池田さんは、よく盛り上げ駒を作っていますから、彫り駒はかえって珍しいかもしれません。
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康齊書島黄楊斑入り柾盛り上げ駒・蛍雪作
作者コメント
草書の「峰」のもととなった書体といわれ、古い書体の一つ。余り歩を根付にしてありますので、携帯のストラップなどにお使いください。
※中沢さんは、別な書体「魚龍一字」をプレゼント駒に提供していただいています。蛍雪作の盛り上げ駒は、ネットオークションなどによく出品されています。
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大山名人書島黄楊柾目盛り上げ駒・松景作
作者コメント
最初のころは名前の「幸久」を号にしていましたが、盛り上げをやるようになってから、現在の「松景」を使うようになり、10年以上になります。出身の浜松の「浜」か「松」のどちらかを入れたかったので、この号を使っています。
※将棋界では誰でも知っている、大山康晴十五世名人の残した書体が「大山名人書」です。
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昇龍斎書島黄楊柾目盛り上げ駒・東山作
作者コメント
駒写真の撮影は、意外に難しかったです。印刀がうまく研げないので、彫りに結構苦労しています。
※「昇龍斎」とは、三味線弾きが本職で、将棋好きで能書だった昇龍斎の駒銘です。別名としては、通称「奥野錦旗」ともいわれています。
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