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峰書島黄楊柾目書き駒
第388作(住岡 進氏
所蔵)


別カット

「王将」(左)と「玉将」(右)。
  この「作品ライブラリー」には、初登場の書体となる「峰」の書き駒だ。上写真の「峰」も含めて、これまで作った数がおそらく5組もないと思われる比較的少ない書体の一つだ。このHPでも、「第13回オークション・峰書島黄楊根杢盛り上げ駒(第312作)」(▼別項参照)以外ない。
 オークションの駒は盛り上げ駒だが、ここで紹介する駒は「酔棋流書き駒」(▼別項参照)だ。この書体の特徴としては、表裏ともに草書であることと、「玉将」と「王将」が「点」があるなしだけでなく明らかに異なっているところ(左写真参照)だ。これは、おなじみの「巻菱湖」(「書体への誘い・巻菱湖」(▼別項参照)と同じ特徴でもある。数ある駒の書体の中では、どちらかとしてはこのほうが珍しいかもしれない。
 この書体を作ることになった経緯は、昔の将棋仲間であった住岡さんに私が駒を作って差し上げることになり、本人が『酔棋字母帳』から選んだのが、この「峰」だったのである。所蔵者は、この駒はあまり使わずに飾っておくとのことであるが、差し上げた私としてはぜひ実戦で使ってもらうことを願っている。

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駒の詩