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清定(花押)中国黄楊虎杢盛り上げ駒
第363作(松井俊之氏
所蔵)


別カット

「玉将と歩兵」彫りの状態。 「玉将と歩兵」彫り埋めの状態。 「玉将と歩兵」盛り上げの状態。

中国黄楊虎杢の駒木地。

 最近は書き駒が多く、2013年のオークションに出品した「山華石(第352作)」(▼別項参照)以来、久しぶりに作った盛り上げ駒がこの「清定(第363作)」である。数ある中でも、この「清定(花押)」はかなり作っている書体の一つで、私(酔棋)自身、比較的好きな書体でもある。
 同じく「作品ライブラリー」に掲載している「清定(花押)島黄楊火炎杢盛り上げ駒(第301作)」(▼別項参照)や、オークションに出品した「清定(花押)薩摩黄楊縮み杢盛り上げ(第337作)」(▼別項参照)なども、際立った特徴のある駒木地でとても似合っていた。今回の中国黄楊虎杢の駒木地(左写真)も、なかなか派手な感じであるから、上写真の仕上がりとなったのである。
 現在、手持ちの駒木地にいいものが増えてきたので、「『駒の詩』情報室・『酔棋制作駒・駒木地リスト」(▼別項参照)を掲載し直した。この「清定」を作ったような駒木地もいくつかあるので、ぜひご覧いただきたい。

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