王羲之島黄楊虎斑書き駒 |
「玉将と王将」が、点のあるなしはもちろんのこと、その他が微妙に異なっているのが「王羲之」の魅力でもある。 |
今回の持ち込み駒木地は、最初からかなり色合いがやや飴色を帯びていた。おそらく駒木地にになってから、相当の歳月を経ていたものだろうか? そこに拭き漆仕上げを施したら、その色合いが深まり、より虎斑も浮き出てきた。
その駒木地で作ったのは、中国の書聖とうたわれた書家・王羲之「書体への誘い・王羲之(▼別項参照)」の書をもとに作られた「王羲之」である。このような草書による駒の書体としては、他に「峰書(第388作)」(▼別項参照)があるくらいだ。
上にあげた2つの書体は、他に何組かの書体をお持ちの方が、これら変わった草書の書体でも指してみたくなるのかもしれない。
※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・469」を探してください。