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酔棋好島黄楊柾目書き駒
第458作
(江藤拓磨氏、息子さん所蔵)


別カット


記念対局の「角落ち」。下手(下)VS上手(上)。
       ▼盤面拡大

 同じ「作品ライブラリー・酔棋好島黄楊柾目書き駒(第450作)」(▼別項参照)は、プロ棋士・伊藤匠四段に渡った駒。それを私(増山雅人)のフェイスブックに掲載したところ、それをご覧になり同じく「酔棋好」を依頼してきたのが、依頼者親子である。息子さんが「倉敷王将戦東京都大会」で、低学年の部で優勝したとのこと。 勉強ももちろんのこと、将棋に熱心な親子鷹だ。
 私のオリジナル書体「酔棋好」の由来は、「書体への誘い・酔棋好」(▼別項参照)をのぞいていただきたい。
 駒を依頼してきたときは、私と息子さんで「二枚落ち」を指し、上手の私が惜敗。その後、半年後に駒が完成し、お渡しするときの記念対局は「角落ち」の手合いとなった。序盤の局面を掲載してあるので、盤面を拡大してご覧いただきたい。
 棋譜を取っていたお父様の観戦記録をメールで送付してきたので、下記に引用させていただいた。

 ――下手は角落ち定跡どおり、三間飛車での指し回し。序盤から中盤にかけて、両者悪手なし。
 40手目▲8五桂は下手の無理攻め悪手だったが、桂損してでも上手居飛車側を打開する構想で攻めていた印象。 53手目上手▽9三桂が疑問。上手は得した桂を61手目に▽2四桂と指したものの、自陣玉側を自ら圧迫した展開となった。
 その後、両者大駒の捌き合いとなり、両者相手陣に飛車を打ち込む展開になり終盤を迎えた。
 途中、どちらのと金攻めが早いのか、という速度勝負になったが、下手が一気に一間龍で上手必至とする。
 上手は2四地点の桂馬を87手目▽3六桂と跳ねて打開する構想を見せるも、下手玉側が詰まない形となり上手投了。――

 お子さんの棋力はすさまじいスピードで上がっていく。お父様の応援している温かいまなざしにふれ、私自身も少しほっこりとした。少年よ! この新しき「酔棋好」で、さらに羽ばたいていって欲しい。

※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・458」を探してください。

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駒の詩