酔棋好島黄楊柾目書き駒 |
「玉将・歩兵」で、盛り上げ具合がわかる。 |
「王将」の裏に記念の日付を入れた。 |
久しぶりに作った私のオリジナル書体「酔棋好」だ。この書体についての経緯などは、「書体への誘い・酔棋好」(▼別項参照)をご覧いただきたい。
この駒は所蔵者自身ではなく、別の方が所蔵者に贈呈するために私(酔棋)に依頼してきたものである。所蔵者のお名前を見て、お気づきのみなさんもいらっしゃるように、現在最年少棋士・伊藤匠四段である。2020年(令和2年)10月1日に奨励会を卒業し晴れて棋士となられた。その記念の日付を「王将」裏に、彫り埋めで入れた(上写真参照)。
昨年に伊藤四段の昇段祝いの催しがあり、あまり制作上の時間がなかったのだが、何とか間に合わせることができた。依頼者はもちろんのこと、伊藤四段にも喜んでいただいたとのこと、作った者としてもこれ以上の喜びはない。
※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・450」を探してください。