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空蝉島黄楊柾目書き駒
第479
(渡部道雄氏所蔵)

別カット

「玉将と歩兵」のアップ。



依頼者との記念対局。

▼盤面拡大

 同じ「作品ライブラリー・空蝉薩摩黄楊根杢書き駒(第477作)」(▼別項参照)に引き続いて、私としては2作目の「空蝉」となる。実は今回の依頼者の方が拙宅の工房に訪れたとき、完成したばかりの「空蝉(第477作)」をご覧になり、「これが欲しいです」と言われたのだが、その駒は他の方に頼まれたものであった。そこで、現在私(酔棋)の手元にある「島黄楊柾目」で、新たに「空蝉」を作ることになった。
「空蝉」の由来などは、先の別項をご覧いただきたい。私自身作ってみてわかったのだが、この書体は字母紙などで見るより、駒にしたほうがなんともいえない魅惑的なところがある気がする。おそらく今回の依頼者もそこに見惚れたのかもしれない。今回の記念にもなると思い、依頼者と奥様に根付(名前など入れた)を作って差し上げた。
 この駒の完成時、いつものとおり「魂入れ」の儀式をかねて、依頼者と私で記念の一局を指した。その写真は左に掲載してある。下の盤面写真は、その序盤の駒組が終わり(角換わり腰掛銀)、先手(下)の私が▲4五歩と仕掛けたところ。以下なんやかやと折衝を繰り返し、残念なことに依頼者の惜敗に終わった。これからもこの駒が、依頼者の将棋ライフの手助けになることを願っている。

※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・479」を探してください。

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駒の詩