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龍山安清島黄楊杢書き駒
第468
(Y・S氏所蔵)


別カット

「玉将と歩兵」のアップ。「杢」の具合がいい感じに。


 今回の依頼作は、私(酔棋)の愛用駒「龍山安清島黄楊虎杢盛り上げ駒(第195作)」(▼別項参照)でおなじみの「龍山安清」だ。他の駒師の方で作られているのは、あまり見かけないが、私はよく作っている書体の一つでもある。
 もともとは、近代将棋駒の祖・豊島龍山(「名工の轍・豊島龍山」▼別項参照)が、古来伝わる「安清」をいくつかのバージョンを作り残していた。そのバージョンの一つを気に入ったので、それを原本に私は作るようになった。他の「安清」と区別するために、「龍山安清」と名づけたのだ。
 お預かりした駒木地は淡い「島黄楊杢」だったが、拭き漆仕上げにすると、「根杢」のように模様がより際立ってきた。このように、全体的に古色を帯びた感じになるのが、私の好みでもある。

※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・468」を探してください。

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駒の詩