錦旗島黄楊杢書き駒 |
「玉将・歩兵」アップにしたときの杢の味わい。 |
「『錦旗』に始まり『錦旗』で終わる」と拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)に書いたように、とくに駒マニアに親しまれている書体だ。今回の「錦旗」は、影水作(▼別項参照)のどちらかというと後期のものを源流としている。すぐ上の写真を見ればおわかりのように、「歩」の最終のハライがややせり出しているのが特徴。
駒木地の「杢」は依頼者の持ち込みで、派手さはないが上品な味わいを醸している。「錦旗」のようなオーソドックスな書体は、駒木地を選ぶことなくそれなりの味わいに仕上がる。
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