奥野錦旗島黄楊柾目彫り埋め駒 |
「玉将・歩兵」の面取りの感じ。 |
ここ数年は「書き駒」ばかりを作ることが多かった。透析生活を送るようになってから、シャントのある左手を結構使う彫りの工程が少し面倒になったからにほかならない。そのことを起因として、「酔棋流書き駒」(▼別項参照)をもっぱら主力としている。
もちろん依頼されたからなのだが、久しぶりに「彫り埋め駒」を作った。「奥野錦旗」という書体は、そのすっきりしている感じからか、「彫り埋め駒」には向いていると思われる。今回の依頼者にも「書き駒」をすすめたのだが、やはり「彫り埋め駒」にしてほしいということで押し切られたのである。
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