奥野錦旗中国黄楊赤柾書き駒 |
双玉に「王将」を加えた。 |
このHPを始めてから、実質的には「作品ライブラリー」に酔棋制作駒を掲載しはじめたのは、第189作(中将棋)くらいから。その前の作品は手元にあったものを掲載している。
「奥野錦旗」もよく制作依頼される書体の一つだ。「作品ライブラリー」に限って掲載している書体のベスト5を調べたら、「水無瀬」(12作)、「巻菱湖」(12作)、「宗歩好」(10作)、「奥野錦旗」(8作)、「源兵衛清安」(7作)だ。なかにはクラシックウエーブの書体とされる「水無瀬」「巻菱湖」「源兵衛清安」が、当然なことに入っている。ただし同じ「錦旗」(5作)がベスト5入りしていなくて、代わりに奥野一香(▼別項参照)由来の「宗歩好」「奥野錦旗」が入っていることは、特筆すべきことかもしれない。人気書体の参考にしてもいいだろう。
ご依頼者の「中国黄楊赤柾」の持ち込み駒木地に、おなじみの「酔棋流書き駒」で制作。前にも解説したように、これも「3玉」(すぐ上の写真参照)にしてある。