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名人当時の自筆の扇子。この駒を購入の方に、差し上げることになっている。 |
酔棋オリジナル書体のうちの一つが、この「森内名人書」だ。書体名からご推測のとおり、この書体は森内俊之九段(十八世名人有資格者)が名人当時、駒銘として新たに書き起こし、私(酔棋)が字母紙として完成させ駒「森内名人書虎斑(第290作)」にして、永世名人獲得のお祝いとして差し上げたものである。その詳細は別項
「書体への誘い・森内名人書」をご覧いただきたい。
その別項にも書いたことだが、その経緯からしてこの書体は森内九段の了解を得なければ作れない書体でもある。今回、私の「第3回個展」に「森内名人書」を出品したいと、森内九段にお願いしたところ、快く了承していただいてこの作品を作ることができた。つまり、森内九段に以前差し上げた虎斑の「森内名人書」に次いで、2作目となるのが今回の根杢の「森内名人書」ということになるわけだ。
さらに、左写真の自筆の扇子をいただいたので、この駒をご購入の方にこの扇子をプレゼントさせていただく。できれば、森内九段ファンがこの駒を所蔵していただけると、森内九段のみならず作者の私としてもこの上ない喜びである。