- 酔棋

駒のことなら何でもわかる!!

トップ 作り方 作品 フォト オークション 情報室 書体 名工 資料館 BOOK メール・問い合わせ

淇洲書島黄楊柾目彫り駒
第293作(小林さとみ氏所蔵)


右が依頼者。同世代の対局だからか、今は懐かしい横歩取りからの「空中戦」になった。

 「淇洲」は、比較的依頼されることの多い書体である。この「作品ライブラリー」の中だけでも、今回で6作目にも及ぶし、「書体への誘い・淇洲」をはじめとする他の項目にも、いくつか掲載している。
 製法も書き駒、彫り駒、盛り上げ駒といろいろだ。また駒木地も、柾目をはじめとして、赤柾、縮み杢などと実にバラエティーに富んでいる。「淇洲」自体の書体そのものが、オーソドックスであるがゆえに、製法やどのような駒木地にも、かえってマッチするのだろう。個性の薄いのが「淇洲」の特徴ともいえるが、それが逆に独特の個性をもたらしているのかもしれない。
 依頼者である小林さんに棋力をおうかがいしたら、私(酔棋)と同じくらいとのことであったので、魂入れの儀式(完成した駒で指す)は、依頼者と制作者の初対局となった。
 その将棋は、別項「『駒の詩』関連棋譜」(日付/2008年5月17日)に掲載してあるので、そちらをご覧いただきたい。

「作品ライブラリー」トップに戻る

トップへもどる
駒の詩