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19回 酔棋制作駒オークション〈駒紹介〉
「王羲之」書き駒

第19回オークションにあたって

 第19回の酔棋制作駒オークションとして、「王羲之書中国黄楊虎斑書き駒」(第384作)を、出品することにいたしました。今回のオークションのために、新たに作った駒です。詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。

 オークションの開催日程は、2015年8月22日(土曜日)21時から開始して9月6日(日曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。

 今回出品の「王羲之」の駒木地は、「中国黄楊虎斑」です。それほど派手な「虎斑」ではありませんが、なかにはいい味わいのものも交じっています。「王羲之」を作ったのは、「書体への誘い・王羲之」(▼別項参照)で紹介している「王羲之書島黄楊柾目書き駒(第341作)」以来となります。 このくらいの駒木地で私があらためて制作する場合は、盛り上げ駒で28万円くらいで、書き駒では13万円となります。今回新たに作って出品するのですが、以下のようにオークションスタート価格は抑えて設定してあります。

 今回のオークションスタート価格は5万円としました。なお、最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。
 なお、別項「BOOK」で紹介している拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)に、ため書き(「使われてこそ名駒」「棋は鼎談なり」「駒の後ろに作者が見える」のどれか)を入れて、落札者には差し上げます。


 実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
 落札者が決定する9月6日(日曜日)がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。


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落札者は今野明彦さん
落札価格は8万4000円

結果は、上記のように確定いたしました。
オークションに参加、またはご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回も楽しみにしていてください!

第19回オークション駒の紹介!


別カット

王羲之書中国黄楊虎斑書き駒
第384作
・酔棋作

「金将表」4枚。虎斑の具合。 「金将裏」4枚。文字がないから虎斑が際立つ。

余り歩で作った根付。
 

 今回のオークション出品作は、「王羲之書」です。もともとは、中国の書聖といわれるくらいの書家・王羲之の字が由来です。その詳細は、「書体への誘い・王羲之」(▼別項参照)をご覧ください。
 まさに流麗な書ですが、どこまで書き駒でそれが表現できているのかは、入札なさって実際に使っていただける方にお任せします。字そのものは古いですが、駒字となったのは実はそれほどでもありません。「名工の轍」(▼別項参照)で紹介している名工たちは作っていない書体です。その後の時代の駒に携わる人々が、中国の文献をひもといて駒字にし作った書体でしょう。とはいっても、最近ではかなり人気を博している書体の一つといっていいでしょう。
 このオークションも今回で19回目となりますが、すべて違う書体を作ってきました。 また、同時期に開催中の「酔制作棋駒プレゼント抽選(第12回)」(▼別項参照)も、同じ書体はまだありません。オークションに参加する方はもちろんのこと、「駒プレゼント」に応募する方も、どのような書体がオークションや駒プレゼントに登場するといいか、ご意見があったらコメントでお書きください。今後の参考にさせていただきます。
 この「王羲之」には、最近よく行っている朱合+呂色漆のブレンドを書き駒に使っています。少し茶色味を帯びて古色が出せるからです。中国黄楊虎斑でもあまり派手ではないですが、実際に作ってみるとその漆の感じが駒木地とマッチしているような気がします。
  ここで掲載しているよりもさらに大きな写真が見たい方は、「フォトライブラリー」(▼別項参照)へ行って「▼オークション出品・プレゼント抽選・将棋大会」(下のほう)で、作品番号(No.384)をお探しください。

平箱に入れて送付します。余り歩は2枚です。その他、同封するものとしては、制作駒カード、プリント写真数枚、駒写真を収めたCD。それに、ため書きを入れた『将棋駒の世界』1冊です。



 以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
 「入札の醍醐味を味わうのもよし」
 「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
 この駒は、酔棋独特の完成時に行う「魂入れ」(一局将棋を並べる)はまだしていませんので、落札なさった方が盤に並べて将棋を教えてあげてください。

落札なさった方に

 落札なさった方とは、決定後にメールや電話でのやり取りで、送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。上記のとおり『将棋駒の世界』も進呈いたします。
 駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第19回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。


駒カード(実物は名刺サイズ)

 

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