第15回の酔棋制作駒オークションとして、「清龍島黄楊柾目盛り上げ駒」(第328作)を、出品することにいたしました。今回のオークションのために、新たに作った駒です。詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。
オークションの開催日程は、2011年8月5日(金曜日)21時から開始して8月20日(土曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。
今回出品の「清龍」の駒木地は、「島黄楊柾目」です。「糸柾」までは細かくはありませんが、かなりそろいのいいやや大ぶりの柾目で作りました。書体の「清龍」は、「作品ライブラリー・清龍彫り駒(第323作)」(▼別項参照)の大ぶりな盛り上げ駒となっています。私(酔棋)としては、この書体での初の盛り上げ駒となります。
下記でも紹介するように、この「清龍」は奥野一香(「名工の轍」▼別項参照)が数多く残した書体の一つです。「奥野錦旗」「奥野菱湖」などと同様に、いかにも奥野作の雰囲気を醸し出しているといえるでしょう。
このくらいの駒木地で私(酔棋)があらためて制作する場合は、盛り上げ駒で25万円となります。今回新たに作って出品するのですが、以下のようにオークションスタート価格は抑えて設定してあります。
今回のオークションスタート価格は10万円としました。なお、最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。
なお、別項「BOOK」で紹介している拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)に、ため書き(「使われてこそ名駒」「棋は鼎談なり」「駒の後ろに作者が見える」のどれか)を入れて、落札者には差し上げます。
実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
落札者が決定する8月20日(土曜日)がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。
第15回オークション駒の紹介!
落札者はタイヨウさん 結果は、上記のように確定いたしました。 |
清龍島黄楊柾目 盛りげ駒 第328作・酔棋作 |
拙著『将棋駒の世界』の「奥野一香」の作品ページ(P114)に掲載した駒。 |
余り歩の根付。 |
素彫り(上段)、彫り埋め(中段)、盛り上げ(下段)の状態時のそれぞれの「玉将」。 |
平箱に入れて送付します。余り歩は2枚です。その他、同封するものとしては、制作駒カード、プリント写真数枚、駒写真を収めたCD。それに、ため書きを入れた『将棋駒の世界』1冊です。 |
以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
「入札の醍醐味を味わうのもよし」
「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
この駒は、酔棋独特の完成時に行う「魂入れ」(一局将棋を並べる)はまだしていませんので、落札なさった方が盤に並べて将棋を教えてやってください。
落札なさった方とは、決定後にメールや電話でのやり取りで、送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。上記のとおり『将棋駒の世界』も進呈いたします。
駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第15回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。
駒カード(実物は名刺サイズ)