宗歩好島黄楊杢書き駒 |
「3玉」杢の具合が雰囲気でわかる。 |
この「作品ライブラリー」では、すっかりおなじみの書体「宗歩好」(3玉/上写真)を持ち込みの駒木地で依頼されて制作。駒木地(島黄楊杢)のときよりも、実際に完成したら全体の味わいが深まってよくなったようだ。このように駒木地については、たまに不思議なことがある。駒木地で見る限りそれほど特徴もなくそろいもあまりよくなくても、駒が完成し仕上げ磨きをすると味わいが深まるからか、思った以上によくなることがあるのだ。
「駒の詩・情報室」(▼参照)にも、駒木地は掲載しているが、最近更新はあまりしていない。その理由のいくつかとして、手元に新しい駒木地が手に入っても、そのたびに掲載するのをあまりしてないことと、ご自分でネットなどで手に入れた駒木地で依頼してくる方が増えたこともある。現在開催している「15回酔棋制作駒プレゼント抽選」(▼参照)の冒頭にも書いているが、私自身2017年10月以来、透析生活に入っていることもかなり大きいと考えている。『駒の詩』でも細部の更新などが少し面倒になりつつあるが、「作品ライブラリー」をはじめとする新作や「駒関連資料館」(▼参照)は、できるかぎり更新していこうと思っているので、温かいまなざしで見守っていただきたい。
「情報室」以外の駒木地にもしも興味がおありの方は、駒木地について私にじかに問い合わせいただければ、その時点である駒木地を写真などでメールで送付することもできる。ただし、手元には10組程度しかないことはお断りしておく。