金光刀薩摩黄楊板目彫り駒 |
「玉将と歩兵」の彫りと漆の状態。 |
まず依頼者は、「駒関連資料館・36 金光刀薩摩黄楊板目彫り駒」(▼別項参照)をネットで落札なさった方である。
その駒はかなり古く、「それをもとに新たに同じ感じで作ってほしい」というのが、今回の依頼だ。そこで、同じような薩摩黄楊の駒木地をおなじみの北田さんに用意してもらい。字母紙も原本から新たに作ったのである。
原本の駒がどのようなものか、作者の金光については、前述の「駒関連資料館」を見てもらいたい。なお、そこには同じく金光作の「28 金光黒柿彫り駒」(▼別項参照)もある。また同じ「作品ライブラリー」には、
「金光古印体中国黄楊虎斑彫り駒・酔棋作(第412作)」(▼別項参照)もあり、そこでも金光翁についてふれているので、参考にしていただきたい。
駒マニアまたは駒収集家の楽しみ方も、まさに人それぞれで、この依頼者はほかには隷書や篆書の駒をおもに収集なさっている。