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水無瀬兼俊島黄楊斑入り柾書き駒
第476
(K・K氏所蔵)

別カット

「玉将と歩兵」のアップ。

 今回のご依頼の「水無瀬」は、豊島作の「水無瀬大納言兼俊卿筆跡島黄楊根杢盛り上げ駒」(「名工の轍・豊島龍山」▼別項参照)をもとにしている。つまり、私が作る通常の「水無瀬」は、宮松影水作がもとだから、細部が少し異なっている。とはいっても、もともとはこの「水無瀬大納言兼俊卿筆跡」が、たぶん現在流布している、すべての「水無瀬」の源流と思われる。
 後世の駒師は、影水作をはじめとして、やや華美の表現となっている気がする。それから思いを馳せると、この「水無瀬大納言兼俊卿筆跡」は、素直な表現で素朴だ。ただし、その分力強ささえ感じさせる駒字でもある。
 この駒を作るにあたって、「水無瀬大納言兼俊卿筆跡」の駒銘ではあまりにも長すぎるので、依頼者に相談し新たに「水無瀬兼俊」とした。

※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・476」を探してください。

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駒の詩