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安清(花押)島黄楊柾目書き駒
第353作(河崎健一郎氏
所蔵)


別カット

雛駒紫檀金泥箔押し書き駒・安清作

 この駒は、拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)46ページに掲載した「雛駒紫檀金泥箔押し書き駒・安清作」(左写真参照)に影響されて、字母紙も新たに作り、「温故知新」ではないけど再現してみたのがこの書き駒「安清(花押)」である。
 ちょうどおあつらえ向きに、やや縦長薄めで小ぶりな駒木地(通常の駒木地の2回りくらいの小ささ)が手元にあった。そこで今回の「安清(花押)を作ってみようと、思いついたのである。実物の左の雛駒は、通常の半分以下だっと思うが、それよりは作った「安清」のほうがやや大きい。だから、もちろん字母紙も合わせてそれなりの大きさにしてある。ちなみに「雛駒」とは、雛壇に飾ってもいいような小さな駒のことをいう。
 別項の「駒関連資料館・16安清(花押)象牙書き駒(▼参照)」も、同じく安清作なので参考にしていただきたい。「安清」そのものは、実は書体名ではなく、江戸期から伝わる駒師の号であると思われる。それが時代とともに変遷し、今に伝わる「安清」という書体名の源流になったと考えられている。
 ちなみにこの駒も、2013年10月5日・6日に開催する「将棋駒研究会・展示即売会」(▼別項参照)に私(酔棋)の作のひとつとして出品するから、興味をもった方は実物を手に取って見てもらいたい。また、「将棋駒研究会・会友出品作」(▼別項参照)にも別カットを掲載してあるので、そちらも合わせてご覧いただきたい。

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駒の詩