草玉薩摩黄楊孔雀杢書き駒 |
「玉・歩」のアップで、漆の盛り上げ具合がよくわかる。 |
草玉書島黄楊柾目盛り上げ駒・吉信作 今回の原本となった駒。 |
私(酔棋)としては、初作となる書体「草玉」である。そのちょと風変わりな書体を、「薩摩黄楊孔雀杢」に収めた「酔棋流書き駒」だ。
この「草玉」は、「駒関連資料館/39草玉書島黄楊柾目盛り上げ駒・吉信作」(▼別項参照)で詳細をご覧いただきたい(右写真参照)。そこでも述べていることだが、書体名としては、「草玉」よりもむしろ「昭玉」のほうが知られているかもしれない。また作者・吉信もいろいろと謎を含んだ人物みたいだ。そのあたりは先のページで確認していただきたい。今回私の作った駒が、どこまで原本に迫れたかは、みなさんの判断にお任せする。
持ち込みの駒木地だ。依頼者は私に頼むときに、2組の駒木地を持参した。かなり悩んで、結局「薩摩黄楊孔雀杢」で作ることになった。このように、「製法・書体・駒木地」などいろいろと組み合わせて悩むのは、まさに駒マニアにとって至福の時かもしれない。
※もっと大きな写真を見たい場合は、「フォトライブラリー」(▼参照)で、「作品ライブラリー・440」を探してください。