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錦旗島黄楊柾目彫り埋め駒
第373作(玉木 茂氏
所蔵)


別カット

彫り埋めの状態がよくわかる「玉将」と「歩」。

 どいうわけか、ここのところ彫り埋め駒をよく依頼されている。ちなみに2014年に作った彫り埋め駒は、同じ「作品ライブラリー」に掲載している「清安(第360作)」(▼別項参照)と「清正好(第372作)」(▼別項参照)、それに今回の「錦旗」で全部で3作となる。
 これまで作った私(酔棋)の駒では、たぶん「盛り上げ駒」が一番多く、次に最近きわめて多くなった「書き駒」、次いで初期によく作った「彫り駒」、最も数が少ないと思われるのが「彫り埋め駒」である。あくまでもお好みだが、「彫り埋め駒」の長所としては盤に吸いつくような指し心地から、指すのに最適ともいわれている。
 左写真の「玉将」と「歩」をご覧いただきたい。私の彫り埋めは、サビ漆を作る工程で生漆(きうるし)と呂色漆を混ぜて使っているので、駒字が黒く仕上がる。ここを通常のように生漆だけを使うと、やや茶色みを帯びた彫り埋めとなる。そのあたりの詳細は、「酔棋流駒の作り方4―彫り埋め作業」(▼別項参照)で確認していただきたい。

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駒の詩