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第6回 酔棋制作駒オークション〈終了〉
「長録」盛り上げ駒


第6回オークションにあたって

 第6回の酔棋制作駒オークションとして、「長録書島黄楊荒柾盛り上げ駒」(第259作)を、出品することにいたしました。その駒の詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。
 オークションの開催日程は、2005年10月14日(金曜日)21時から開始して10月23日(日曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。
 今回の「長録」は、独特の味わいのある駒字ですから、初めてお使いになる方にはあまりおすすめではない書体かもしれません。ただし、定番の書体(錦旗、巻菱湖、水無瀬、源兵衛清安)をすでにお持ちの方にとっては、一度は指して使ってみたり、所蔵したい実に魅力的な書体の一つでもあります。
 駒木地は島黄楊荒柾ですが、下の写真でおわかりのようになかには杢も混じっています。駒にしたときには、素直な柾目よりもかえって個性があり、「長録」には似合っているのではないでしょうか。制作番号からもおわかりのように、今回のオークション駒として新たに制作しました。

 もしも通常販売するとすれば、26万円で提供する駒ですが、みなさんが参加しやすいようにオークションスタート価格は10万円としました。別項「『駒の詩』情報室」から入る酔棋制作駒・駒木地リストでおわかりのように、通常の制作価格よりもかなり低く設定してあります。
 
なお最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。盛り上げ駒をお考えの方は、この機会にぜひチャレンジしてみてください。

 実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
 落札者が決定する10月23日がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。


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第6回オークション駒の紹介!

落札者は布施利晃さん
落札価格は22万6000円

 布施さんはニックネーム「フーさん」です。
 結果は、上記のように確定いたしました。
オークションに参加、またはご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。
 次回も楽しみにしていてください!


別カット

長録書島黄楊荒柾盛り上げ駒
酔棋作(第259作)

 今回の「長録」は、別項「書体への誘い・長録」で紹介している「長録(第220作)」の制作のときにあらためて字母紙を作り直し、それから別項「作品ライブラリー(第231作)(第237作)」で掲載している2作を作りました。ですから、書体を新たにしてから、この駒が4作目となります。
 先の「書体への誘い」で書いてあるとおり、「長録」は豊島龍山の書体が源流です。ある収集家に所蔵されている「長録・豊島作」の現物の駒と、龍山の残された字母紙を参考にして、それぞれのいいところをとって私(酔棋)が新規に字母紙を起こしました。「長録」独特のやわらかみに鋭さも加味され、私としてはいい書体に仕上がったと自負しています。
 下の写真は、出品の「長録」の素彫りの状態のときのものです。もちろん制作途中ですので磨き上げていませんが、少し杢がまじった島黄楊荒柾の感じがおわかりいただけると思います。

 平箱に収めて送付します。飾っておくのには平箱がいいのですが、常時お使いになるのなら、通常の駒箱で駒袋に入れて保管してださい。
 なお、写真の駒袋はサービスとしますので、お使いください。

 糸柾などのおとなしい柾目よりも、このような個性の強い荒柾は「長録」に合う感じがします。
 また、この写真でおわかりのように、とくに「金将」をはじめとして、数枚の駒に荒柾の杢が混じっていて雰囲気をもたらしています。


 さらにこの駒の拡大写真をご覧になりたい方は、別項「フォトライブラリー」の中の「オークション出品・『長録』(No.259)」をのぞいてみてください。
 また、もしも実物の駒をご覧になりたい方は、オークションの締め切り前までにメールにて事前に連絡をいだだき、拙宅(私は都内ですので、近郊の方だけかも)においでいただければお見せすることも可能です。 


 以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
 「入札の醍醐味を味わうのもよし」
 「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
 この駒は、完成時に酔棋独特の「魂入れ」(一局将棋を並べる)で将棋を教えてありますが、あとは落札なさった方がじっくりと育ててください。

落札なさった方に

 落札なさった方とは、決定後にメールのやり取りで送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。
 駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第6回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。


駒カード(実物は名刺サイズ)

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