- 酔棋

駒のことなら何でもわかる!!

トップ 作り方 作品 フォト オークション 情報室 書体 名工 資料館 BOOK 掲示板

展示会場抽選プレゼント駒当選者発表
―会友手作り駒4作・会友手作り根付―

 
 「将棋駒研究会」展示即売会の会場にて、当日(2013年10月5日・6日)ご来場のみなさんへ抽選(会友を除く先着100名)によるいくつかプレゼントを用意しました。ここでは、抽選駒(4組)をはじめとした賞品を紹介いたします。
 賞品は、下記で掲載した手作り駒が4作と、手作り根付が約20個、拙著『将棋駒の世界』5冊、DVD『駒を作る』5枚です。先着100名のうち、3分の1のみなさんに何か当たる確率でしたから、2日間で100人の方々が抽選にチャレンジしました。
 手作り駒としては、私(増山雅人/号・酔棋)が「篁輝中国黄楊薄虎斑書き駒・酔棋作」を提供。他には、会友の蜂須賀薫さん(号・蜂須賀)が「兼成島黄楊柾目彫り駒・蜂須賀作」、中沢貞夫(号・蛍雪)さんが「魚龍一字島黄楊板柾交じり彫り駒・蛍雪作」、樋村和己さん(号・道和)が「中島書島黄楊柾目彫り駒・道和作」を提供していただきました。
 手作り根付は北田義之さん(号・如水)、池田登志男さん(号・三升)、二見菊男さん(号・菊一)のみなさんです。


「将棋駒研究会」展示即売会他ページへ[▼会場メモリアル▼会友出品作

プレゼント抽選も含め、受付をしていただいた三上勉さん(右)と樋村和己さん(左)。

会場抽選賞品駒紹介!

■プレゼント駒4作

篁輝書中国黄楊薄虎斑書き駒酔棋作(増山雅人)


▲写真拡大
▼別カットあり

 作者(提供者)のコメント
 このHPをご覧いただいているみなさんには、すっかりおなじみとなった酔棋流の書き駒(第351作)です。駒木地は「将棋駒研究会」の会長・北田さんから、提供されたものです。
 駒木地を「薄虎斑」としましたが、「玉将」や「金将」の実物の裏を見るとおわかりのように、「虎斑」といってもいいくらいです。
 この「篁輝」を作るにあたって、字母紙も新たに作り直しました。私自身の作としても、たぶん2作目くらいだと思いますのでかなりのレアな駒だと思います。
 ちなみにこの駒は、「フォトライブラリー」(▼別項参照)の中の「オークション出品・プレゼント抽選・将棋大会」の項目の制作番号順(第351作)で、さらに大きな写真がご覧になれます。  


■当選者/齋藤耕一さん(東京)

●当選者の喜びのコメント
 うれしい! ばんざい!

※駒を持っている方が、抽選に当選した斎藤さん(写真右)です。左は「篁輝」の制作者であり、おなじみの増山(号・酔棋)です。
  駒の当選で最初の当たりクジを引いたのは、なんと驚くべきことに、「展示即売会」を開催した「ギャラリー・コウゲツ」の責任者の方でした。偶然とはいえ、これもえも言われぬ、何かの縁なのでしょうか!
 齋藤さんは、小学生のころ会友・三上勉さんと将棋を指したことがあるといいます。もっともその三上さんは、まったく覚えていないといいますが(笑い)。
 「喜びのコメント」は短いですが、齋藤さんのお気持ちが十分に表れています。2日目に「篁輝」の写真の入ったCDやプリントしたものを早速作って、差し上げました。



兼成島黄楊柾目彫り駒・蜂須賀作(蜂須賀薫)


▲写真拡大

 酔棋のコメント
 「将棋駒研究会」の仲間内でも彫りに定評のある蜂須賀さんが、今回の抽選駒を提供していただきました。当選なさった方は、その彫りを味わってください。
 書体は「兼成」、おそらくは水無瀬兼成が由来かもしれません。ちなみに「兼成」の読みは「かねなり」「かねしげ」、どちらの説もあります。


■当選者/武澤政博さん(埼玉)

●当選者の喜びのコメント
  以前にも、本研究会の展示会を拝見させていただきましたが、会員皆様のプロ並みの腕前にあらためて感心していました。記帳のあとクジを引いてみたところ、何か当たりかもと受付の方に渡したところ、手作り駒が当たりと言われ思わずビックリ!
 会の駒作りの名手・蜂須賀氏(作)が提供した彫り駒「兼成」とのことでした。高価な手作り駒をクジでいただいたことで申し訳ない感じでいっぱいでした。会長に将棋を指す人に当たったのは喜ばしいことと言われ、勝手に納得しうれしさがこみ上げました。ありがとうございました!

※駒を持っている方が、抽選に当選した武澤さん(写真右)です。左は「兼成」の制作者の蜂須賀(号・蜂須賀)さんです。
  武澤さんは5日(土曜)の終了時間直前にいらして、見事に当たりクジを引き当てました。まさに強運の持ち主でしょう。



魚龍一字島黄楊板柾交じり彫り駒・蛍雪作(中沢貞夫)


▲写真拡大

 酔棋のコメント
 中沢さんは、おもに盛り上げ駒を作っていますので、彫り駒は珍しいほうでしょう。
 この「魚龍一字」の書体については、ご本人が「一文字書体としては最もよい書体だと思います」と言っていますから、きっとお気に入りの書体なのでしょう。ちなみにこの「魚龍」は、関西の方がおもに作っているようです。

■当選者/丸島基和さん(東京)

●当選者の喜びのコメント
 この度は、中沢貞夫(号・蛍雪)さん(写真右)の作品をいただき、ありがとうございました。 2年前に増山雅人さん(号・酔棋)から美しい駒をいただきましたが、それとはまた違う雰囲気があり、2つとも私のひそかな家宝とさせていただきます。
 10月5日、「展示即売会」で、棋士の本田小百合女流三段と中沢さんの駒を 使って対局させていただきましたが、本田女流三段は「勢いのある素晴らしい 駒です」と絶賛されておりました。 それを聞いて私もうれしくなりました。
 未熟な私ですが、これから大切に使わせていただきます。 この度は、本当にありがとうございました。

※仕事関係で知り合った縁で、丸島さん(写真左)に以前私(酔棋)が差し上げた駒は、「巻菱湖島黄楊柾目書き駒(第336作)」(▼別項参照)です。
 丸島さんは、本田女流三段との指導将棋に、この「魚龍一字」で指し見事「二枚落ち」を制しました。



中島書島黄楊柾目彫り駒・道和作(樋村和己)


▲写真拡大

 酔棋のコメント
 作者の樋村さんは、前回の「展示即売会」でも抽選駒を提供していただきました。今回の抽選駒も珍しい書体です。
 樋村さんがよせていただいたコメントは下記です。
 「中島愛香書。北田先生ゆかりの書家の方としかうかがっておらず内緒で制作していたのですが、 展示会のプレゼント駒としてならご了解いただけるかと思い、使っていただくことにしまし た。巡りあわせですね。書体としては見かけないので、おもしろいかと思います」

■当選者/竹井粋鏡さん(東京)

●当選者の喜びのコメント
 62年前に生をうけて以来、クジ運というものがまったくといっていいほどなかった私(竹井/写真右)ですが、今回このようなすばらしい駒が当たりまして、感激しています。
 作者の樋村さん(号・道和写真右)には、本当に感謝しています。

※竹井さんは、北田さんや私ともかなり古くからの知り合いです。将棋界では、佐藤康光九段とも交流があり、いろいろな世話役をなさっているようです。



DVD『駒を作る』(5本) 

 「DVD『駒を作る』」(▼別項参照)が5名の方に当選です。駒作りに興味のある方には、役立つこと間違いなしです。

『将棋駒の世界』(5冊) 

 拙著『将棋駒の世界』」(▼別項参照)を5名の方が当選です。駒作りに興味のある方はもちろん、駒の写真が豊富ですからただ眺めるだけでも楽しいと思います。
 なお、当選した方がお望みなら、「使われてこそ名駒」「棋は鼎談なり」「駒の後ろに作者が見える」のいずれかをため書きいたします。ただし、私(酔棋)は書は苦手なほうので、それをご承知のうえお願いいたします。

■手作り根付(数十個)

 将棋駒研究会会長・北田義之(号・如水)さんをはじめ、池田登志男(三升)さん、二見菊男(号・菊一)さん、中沢貞夫(号・蛍雪)さん、足立幸久(号・松景)のみなさんが、それぞれの手作り根付を会場抽選にて提供していただきます。また、提供していただいたみなさんの手作り駒の出品作は、下記の「会友出品作」にも掲載してあります。そちらも合わせてご覧ください。
 根付が当選したみなさんは、携帯のストラップなどにぜひお使いください。

北田義之(号・如水)提供
北田さんがよく作る動物根付。

  駒以外の上記の賞品が当たったみなさんにも、喜んでいただきました。『将棋駒の世界』が当たった方には、ため書きをさせていただきました。
 みなさん、ほんとうにご来場ありがとうございました!

「将棋駒研究会」展示即売会他ページへ[▼会場メモリアル▼会友出品作

トップへもどる
駒の詩