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宗歩好島黄楊赤目荒柾書き駒
第378作(「将棋駒研究会会友将棋大会」A級優勝者
/吉澤大樹氏所蔵)


別カット

「玉将と歩」をアップすると、駒木地の「赤目荒柾」の感じがわかる。

 2015年6月21日(日曜日)午後1時〜6時、開催予定の「将棋駒研究会会友将棋大会」(日本将棋連盟4階「飛燕」「銀沙」の部屋)での、「勝ち組トーナメント優勝者」の賞品となったのが、ここで紹介する「宗歩好(第378作)」 である。この書き駒は、実は2015年3月に完成していたが、「将棋大会」の開催や参加者(16人)が決まるまで、HPでの掲載は控えていた。
 私(酔棋)の所属している「将棋駒研究会」(▼別項参照)の会友のみの「将棋大会」ということなので、大会の委員でもあるが、優勝賞品を提供したのである。この大会には、私自身もも参加した。
 まず、参加者(16人)を抽選で対戦させ、「勝者8人によるトーナメント戦(A級)」と「敗者8人によるトーナメント戦(B級)」を組む。そのA級トーナメントの優勝者にはこの「宗歩好」が賞品となる。なお、準優勝、3位にも「将棋駒研究会」会長・北田義之さん制作の「駒木地」が賞品として提供された。B級トーナメントの優勝者には、下記掲載の 「芳仙島黄楊柾目彫り駒・蜂須賀作」が賞品となった。また、準優勝者、3位には同じく北田さんの「駒木地」が賞品となっている。
 「将棋大会」そのものは、「駒研」の大会らしく、全対局が会友の作った駒や名工の駒での熱戦となった。つまり、「駒作りのための、駒作りによる、駒作りの将棋大会」というコンセプトの楽しい大会になったのである。なお、当日は「将棋駒研究会」の例会もかねているので、例会にのみ参加する場合は、500円の会場費をいただいた。 
  「宗歩好」の書体にそのものについては、今さら述べるまでもないので、興味のある方は「書体への誘い・宗歩好」(▼別項参照)をご覧いただきたい。製法は今年数多く作っている書き駒(「酔棋流書き駒の作り方」▼別項参照)で、柾目が太くやや赤みを帯びてはっきりとしているところから「赤目荒柾」(左上写真参照)と命名した駒木地作ってみた。太字の「宗歩好」には、とくに似合っていると思うがいかがだろうか。
 先の「将棋大会」の結果については、「『将棋駒研究会会友将棋大会』実況中継!」(▼別項参照)ご覧いただきたい。なお、「フォトライブラリー」(▼別項参照)での大きな写真の掲載は、「作品ライブラリー」の番号順で追ってご覧いただきたい。

別カット

芳仙島黄楊柾目彫り駒・蜂須賀作
「将棋駒研究会会友将棋大会」
B級準優勝者村田聖一氏所蔵

 「将棋駒研究会」をはじめとして、駒界において彫り駒には定評のある蜂須賀薫(号・蜂須賀)さんの作である。
 一見すると「董仙」とも見まがうような感じの書体なので、蜂須賀さんは「芳仙」と名づけたとのことである。

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