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源兵衛清安書島黄楊柾目書き駒
第357作(小林一郎氏
所蔵)


別カット

細字ではあるが、全体にふわ〜っとした漆の具合が「源兵衛清安」の魅力だ。

 もちろん依頼されてのことだが、ここしばらくは連続で書き駒を作っている。
 この「源兵衛清安」も、その一つ。ごく普通の柾目に、歴史をもった駒字(「書体への誘い・源兵衛清安」▼別項参照)がことに似合っていると思うのは、私(酔棋)だけではないだろう。これまでも数多く作ってきたが、つくづく「源兵衛清安」は駒の書体にふさわしい優雅さと気品を備えていると感じさせる。何ともいえない、その曲線美がそう思わせるのかもしれない。
 2014年現在、私自身世間でいうところの定年を迎える節目となった。そこで、1982年に設立した編集プロダクションを3月で閉鎖することにしている。その後は、仕事はフリーランサーとして、書籍編集や電子書籍などにも携わっていくつもりではいる。もちろん駒作りをはじめ将棋に関することは、私自身のライフワークでもあるので、当分のところ定年する予定はない(笑い)。
 そろそろそのライフワークの一環として、「将棋塾」みたいなものを自宅でやってみようかと考えている。ただ将棋を指して教えたりするだけではなく、将棋の文化(もちろん盤駒などの道具についても)を広める思いもある。その塾で使う駒は、酔棋作の書き駒を用意することにしている。そこで、その塾で実際に指して使っていただくために、一通りの書体(比較的オーソドックスなもの)を10組くらい「酔棋流の書き駒」で作っておこうと思っている。だいたいは決めてあるが、もしもご意見のある方がいらしたら参考にするので、「将棋塾」や作る書き駒の「書体」について、じかにメールにて聞かせていただきたい。

 

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駒の詩