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淇洲書島黄楊柾目書き駒
第291作(橋口英恵氏所蔵)


あえて双玉にしないで、「王将・玉将」で作った「淇洲」。

 私(酔棋)の仕事上の知り合いに、結婚のお祝いとして贈った駒である。「王将・玉将」に、お二人のお名前と入籍の日付を記念として、 彫り埋めで入れてある。
 このHPをご覧になって、ご夫妻で選んで書体を「淇洲」に決めていただいた。ご夫妻ともに、将棋はまったくの初心者ということであったので、本来「淇洲」は双玉(2枚とも「玉将」)で作るものだが、あえて通常と同じく「王将・玉将」(左参照)で作った。つまり、「王将」が強い人、または年齢が上の人が持つという将棋を指すうえでの決まり事を、初心者のご夫妻に知ってほしいと思ったからだ。
 ご主人が「王将」を、妻が「玉将」を持ち、盤面に駒が並ぶ日がいつかくるかもしれないと考えると、ちょっとほのぼのとしてくる。将棋を指したことがない人たちも、このような駒をきっかけとして、将棋を指すようなことがあれば、差し上げた私としても喜ばしいことだ。

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駒の詩