- 酔棋

駒のことなら何でもわかる!!

トップ 作り方 作品 フォト オークション 情報室 書体 名工 資料館 BOOK メール・問い合わせ

巻菱湖書島黄楊虎杢盛り上げ駒
第285作(山中善明氏所蔵)


この駒の素彫りの状態。この段階でも、虎杢の様子がよくわかる。

 依頼者の希望による注文で、2007年の初めに木地師に新たに作ってもらった駒木地だ。やや派手な虎杢は、華麗な書体の代表とされる「巻菱湖」によく似合っている。
 2007年度制作した駒の中では、同じ所蔵者の「宗歩好(第280作)」と並んで、思わず自ら作りながら気に入ってしまった双璧の駒かもしれない。
 このような駒木地に出合うと、作業中にワクワク感がわき起こってくるのは、駒師の一つの喜びでもある。ただし、完成して手放すときは、逆に何となく寂しげになってしまうのも、駒師としての宿命なのであろう。

「作品ライブラリー」トップに戻る

トップへもどる
駒の詩