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酔棋好薩摩黄楊孔雀杢盛り上げ駒
第236作(山口 亮氏所蔵)


別カット

孔雀杢の玉将と王将の裏。 稲妻杢の王将と玉将の裏。

 

 「酔棋好」の決定版のつもりで、久しぶりにこの書体を制作した。
 「酔棋好」を作るようになってから(2002年7月)、これまでに板目(第219作)、柾目(第224作)、根杢(第215作)、赤虎斑(第222作)とひととおりの駒木地で作ってみた。
 なかでも「書体への誘い」で紹介している赤虎斑は、決定版として手元に置いておこうと思ったが、オファーがあったので泣く泣く手放してしまった。
 薩摩黄楊の高級駒木地で知られる孔雀杢と稲妻杢は、木取りの違いでこのように命名されている。上左写真が孔雀杢で、まるで下から孔雀の羽が広がっているように見える。上右写真の稲妻杢は、「第5回オークション」に出品した「巻菱湖(第233作)」のもので、孔雀杢とは逆に上から稲妻が光って落ちてくるように見える。写真をよくご覧になって、木取りの違いを確認していただきたい。
 今回オファーがあったので、お譲りした。所蔵者となった山口さんは、遠方からこちらに駒を取りにいらしたので、この「酔棋好」で「魂入れ」の対局をした。帰りの時間も迫っていたため、両者傷つかず差し掛けで終えた。その局面は、名人戦と変わりはないものだった(笑い)。その模様は、下記写真をご覧いただきたい。合わせてここに掲載する写真と、「フォトライブラリー」(▼別項参照)の写真も変更した。

矢倉の熱戦。考えている山口さん。 後手の私が手前。▼写真拡大

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駒の詩