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酔棋制作駒プレゼント抽選<第4回駒紹介>

 

「プレゼント抽選第4回」応募人数は78人でした。
みなさんご応募ありがとうございました。

「酔棋制作駒プレゼント抽選・第4回」は応募期間は2007年3月23日〜4月21日で、当選者発表は4月22日でした。
  今回は「アクセス数10万突破」を記念する意味もありまして、1名の方に下記で紹介する「盛り上げ駒」を、また10名の方に、私のため書きとサインを入れた拙著『将棋駒の世界』をプレゼントしました。
 応募いただいた78名の方を抽選したその結果は、「酔棋からのお知らせ」ですでに発表したように、駒の当選者は北海道にお住まいの
岡田龍太郎さんに決定しました。下記で紹介するプレゼント駒「鵞堂書柾目盛り上げ駒」は、すでに完成し7月に岡田さんに送ってあります。
 なお、『将棋駒の世界』の当選者10名は以下のみなさんです。

橘 新介(北海道)・新田 誠(宮崎県)・佐々木 司(山形県)・北原匡尚(長野県)・小澤恵介(栃木県)・霍間勇輝(千葉県)・渋谷国弘(神奈川県)・古川芳昭(神奈川県)・山本やっぴぃー(福岡県)・小寺信博(福岡県)

盛り上げ駒当選者
お名前・岡田龍太郎さん(北海道)
制作した駒・鵞堂書島黄楊柾目

駒が完成し、駒を手にした喜びのコメント
岡田さんは、30代前半で函館在住の方です
駒を手にする岡田さん。

 当選の一報をいただいときはとにかく舞い上がってしまったのですが、実際に駒を手に取ってじっくり鑑賞させていただきますと、しなやかで流れるような、凛とした美しさといい、盛り上げ駒ならではの心地よい手触りといい、とにかく深い満足感でいっぱいになりまして、あらためて感激している次第です。
 正直言って私などには分不相応な駒だとは思うのですが、「使われてこそ名駒」とのことですので、大変な手間と時間をかけて作ってくださったこの「鵞堂」、末永く、大切に使わせていただきます(さっそく、ご著書『将棋駒の世界』で、手入れの方法を勉強しております)。

新しい駒を盤に並べる。

 「酔棋からのお知らせ」にも掲載していただきましたが、筆致の美しさはもちろん、盛り上がった漆の感触が何ともいえず、そっと盤に並べては悦に入っております。
  このたびは、ほんとうにありがとうございました。

▼酔棋の一言
  数ある書体の中から、岡田さんが選んだ「鵞堂」の書体そのものの由来は、別項「書体への誘い・鵞堂」をご覧ください。その優雅な書風は今回のようなクセのない素朴な柾目をはじめとし、どのような駒木地にでもマッチする柔軟性を備えていると思います。
  都会の喧騒とは異なって、落ち着いた趣のある函館という土地柄に、この新しい「鵞堂」が根づき、岡田さんの将棋ライフに少しでも役立つことを願っています。

※ここに掲載した駒以外の写真(函館の風景など)は、すべて岡田さんが撮影して私に送っていただいたものです。それらの素敵な光景を、ぜひ堪能してください。


作る前の駒木地(島黄楊柾目)

島黄楊柾目の玉将と歩。
1組の駒木地全体。

完成した「鵞堂」

 

岡田さんのお好みで決まった「鵞堂」は、「作品ライブラリー」などをご覧いただければおわかりのように、これまでにも比較的数多く作っている書体でもある。

函館の素晴らしい風景(岡田さんからのプレゼント)    

岡田さん宅から、車で30分ほどの場所にある景勝地「大沼」。白鳥の飛来地として知られている。


  岡田さんから送られてきた数々の函館の光景は、日常的な駒作りに疲れた私の目も癒され、一服の清涼感をもたらしてくれました。将棋という勝負の世界に浸り、駒の小宇宙に興味を抱いているみなさんも、ときには北国の情緒ある趣にふれてみるのも一興です。

CMなどで有名な「八幡坂」。下に見えるのは函館湾と 青函連絡船「摩周丸」。 八幡坂近くにある「ハリストス教会」。観光の街・函館でも名所中の名所。
函館山より。夜景が有名だが、昼間の景色もなかなか素敵。 地元民の台所「自由市場」。ここで海産物を調達し、私に送っていただいた。
市民の足「市電」。ゆっくり走る姿に風情と懐かしさを感じさせる。 おなじみの「トラピスト修道院」。観光客も比較的少なく、落ち着いたところ。

 

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駒の詩