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酔棋制作駒プレゼント抽選
<第3回駒紹介>

 

「プレゼント抽選第3回」応募人数は64人でした。
みなさんご応募ありがとうございました。

「酔棋制作駒プレゼント抽選・第3回」は応募期間は2006年2月27日〜3月25日で、当選者発表は3月28日でした。今回は1番〜3番まで、3つのプレゼントを用意しました。
応募いただいた64名の方を抽選いたしました。
その結果は、「酔棋からのお知らせ」などですでに発表したように、駒の当選者(1番目)は東京にお住まいの江田行宏さんに決定しました。なお2番目、3番目の当選者も下記に掲載してあります。
2006年4月末までに、江田さんのご希望の下記の駒(書体「奥野錦旗」)を完成させました。
完成した駒を受け取りがてら、江田さんに拙宅までいらしていただいたときに、私(酔棋)と記念対局した模様も一緒に、第3回プレゼント駒とともにここに紹介いたします。
なお、今回から抽選駒は「作品ライブラリー」には掲載していません。大きくご覧になりたい方は、「フォトライブリー」の「オークション出品・抽選駒」としてまとめましたので、そちらを見てください。


■1番プレゼント

駒(1番)当選者
お名前・江田行宏さん(東京)
制作した駒・奥野錦旗彫り駒

駒が完成し、駒を手にした喜びのコメント
江田さんは東京にお住まいで、40代の方です

 私にとって、夢のような瞬間でした。プレゼントに応募するときに、私が思い描いたとおりの「奥野錦旗」が、目の前にありました。肉厚の駒木地にざっくりとした彫りの味、指に優しい多めの面取り、遠目にもくっきりと冴える文字。ここ一番の勝負にはもってこいの駒だと思いました。

 「これは飾っておく駒ではなく、戦う道具としての駒です。がんがん使ってください」
  酔棋さんの言葉が胸に響きました。私は駒に興味を抱いて15年ほどになります。盤駒店や駒の収集家の方に、「よい駒は使わないで飾っておいたほうがいいですよ、使うと価値が半減しますので」と言われたことは何度もありますが、「使ってこそ名駒」と、断言されたのは初めてです。

 駒を持つ指が嬉しさに震えました。不思議なことに、私はこの駒にすでにどこかで出合っていたような気がします。見れば見るほど、何ともいえない懐かしさを覚えるのです。
  酔棋さんの「奥野錦旗」にすっかり魅了された私は、拝見させていただいた別の「奥野錦旗」(第201作)の駒も、無理を言って譲っていただきました。素晴らしい出会いをもたらしていただいた記念の兄弟駒として、一生大切に使ってゆきたいと思っております。このような素晴らしい駒を作っていただき、心より感謝しております。どうもありがとうございました。

作る前の駒木地(島黄楊柾目)

島黄楊柾目の玉将と歩
1組の駒木地全体

完成した「奥野錦旗」

 

江田さんのお好みで、呂色漆(黒)を使い、面取りもかなり多めの彫り駒に仕上げた。

作者冥利に尽きる

 私と同じ東京にお住まいであった江田さんに、完成した駒を取りに拙宅まで来ていただきました。その際に、工房といえるほどのものではないのですが、 私の作品や駒作りの現場をお見せしました。
 左の写真は、そのときに駒や駒木地を飾ってあるショーケースの前で、完成した「奥野錦旗」を手にしてもらい、記念にパチリ。
 江田さんに棋力をおうかがいしたところ、「免状四段は持っていますが、たいしたことはないですよ」と謙遜なさる。ひとしきり駒談議のあとに、その模様は後述しますが、魂入れの儀式ということで、「奥野錦旗」で私と記念の初対局なった。
  江田さんは完成した上記の「奥野錦旗」はもちろん気に入っていただいたのですが、ショーケースに飾っておいたもう一つの「奥野錦旗」(第201作)を目にして、その作品も「ぜひ譲ってくれないか」と言い出しました。
 もともとは、「作品ライブラリー」に掲載したとおり、その「奥野錦旗」は自分好みに木地呂漆を使った彫り駒で、非売品にしてあったものです。
 「今回の駒と違う味わいなので、できれば2組とも所蔵してみたい」と言われ、江田さんなら心を込めて使っていただけそうなので、結局お譲りすることにしました。江田さんから後日いただいたメールを、抜粋して以下に紹介します。

 ――帰宅してから、頂戴した2組の駒を盤上に対峙して並べ、歴代の名人戦の棋譜を次々に再現してみました。酔棋さんの手になる2組の美しい奥野錦旗が、敵味方に分かれて盤上に舞うさまは、これぞまさしく両手に華の戦とも言うべき、私は望外の、最高の贅沢にしみじみと浸っております――

 このコメントは、まさに作者冥利に尽きるといっても過言ではありません。肝に銘じて駒作りに取り組まなければと、また思いを新たにしました。

江田さんの勝局に!

対局後、自ら平箱に駒をしまう。
手前が私(酔棋)で、奥が江田さん。盤面拡大してご覧になればおわかりのように、左写真は中盤の駒組みの真っ最中。

 7寸の天地柾の榧盤に黒柿の駒台を整え、完成したばかりの「奥野錦旗」を並べ、魂入れの対局が江田さんの先手で始まった。江田さんがどのような将棋を指すのかまったくわからないので、手探りで駒組みが進みます。
  やがて上記の盤面を見ておわかりのように、江田さんは高段者がたまに指す「右玉」の戦法に。その後、私が仕掛け江田さんが反撃する展開になり、終盤に入る手前ぐらいに私が疑問手を指し、苦しい状況に陥りました。ところが江田さんが詰みを逃し、私に勝機がやっと訪れたのですが、そのせっかくの決め手を逸し、結局は江田さんの勝局に終わった。
 「最近は、駒作りばっかりで指し将棋がおろそかになっているから、こんなものかもしれない」と、負け惜しみを心の中で私はつぶやいた。
 新しい「奥野錦旗」は、新しい所蔵者に、勝利の女神の微笑みを贈ったのかもしれません。


 ■2番プレゼント

駒マニア必読の書『駒のささやき』

2番プレゼント当選者

ニックネーム・ぱんださん(新潟)
『駒のささやき』

喜びのコメント

 『駒のささやき』を熟読させていただきました。大変勉強になり、よかったです。
  プレゼントに感激して、「お礼」というほどのものではありませんが「粗品」を送らさせていただきました。
  よけいなことなのは、勝手承知なのですがあまりに嬉しくて(笑)。


 喜びがじわっと伝わってくるコメントです。「粗品」はありがたくいただきました。


■3番プレゼント

プレゼント根付。裏にはお名前を。
根付の紐を1本選ぶ。

3番プレゼント当選者

今村江梨子さん(神奈川)
根付(棋は鼎談なり)

喜びのコメント

 今回、倍率がすごく高い中まさか当選するとは思ってもいませんでした。大変感激してます!!
  またお送りいただいた根付は気品があり素晴らしい仕上がりで、これからはできるだけ肌身離さず携帯させていただきます。本当にありがとうございました!! 


 根付の裏にお名前を入れました。なお、根付の紐は、「鼎談」の字と同じような色を選びました。

 

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駒の詩