第7回の酔棋制作駒オークションとして、「水無瀬書島黄楊斑入り柾彫り駒」(第265作)を、出品することにいたしました。その駒の詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。
オークションの開催日程は、2006年3月21日(火曜日)21時から開始して4月2日(日曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。
今回の「水無瀬」は、別項の「作品ライブラリー・水無瀬紫雲虎斑(第150作)」で掲載している、私(酔棋)の代表作と同じ書体です。私自身よく作る書体でもあり、みなさんにもおなじみの定番の書体(錦旗、巻菱湖、水無瀬、源兵衛清安)の一つでもあります。
駒木地は島黄楊斑入り柾で、全体には微妙な斑ですが、駒によっては強く出ているものもあります。また、制作番号からもおわかりのように、今回のオークション駒として新たに制作しました。
もしも通常販売するとすれば、11万円で提供する駒ですが、みなさんが参加しやすいようにオークションスタート価格は3万円としました。別項「『駒の詩』情報室」から入る「酔棋制作駒・駒木地リスト」でおわかりのように、通常の制作価格よりもかなり低く設定してあります。
なお最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。彫り駒をお考えの方は、この機会にぜひチャレンジしてみてください。
実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
落札者が決定する4月2日(日曜日)がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。
第7回オークション駒の紹介!
落札者は中山和夫さん 中山さんはニックネーム「nora」さんで、鳥取県在住の方です。 |
定番の書体で彫り駒ですから、普段使いの駒としていいと思います。長いこと指して使っているうちに、淡い斑もだんだん味がよくなってくることでしょう。
なお、これと同じ水無瀬書は、先に紹介した紫雲虎斑の他に、「作品ライブラリー」には第209作の書き駒、第234作・第255作は盛り上げ駒を掲載、また「書体への誘い・第175作」「あの駒は今・第165作」にも掲載してありますので、参考のためそちらもご覧ください。
それらは盛り上げ駒が多いので、今回の出品駒は彫り駒ですから、少し趣は異なるかもしれませんが、基本的には同じ字母紙で制作しました。
平箱に収めて送付いたしますが、日常的に指すのなら、駒箱に入れてお使いください。 |
玉将と歩。 |
金将3枚の裏。少し淡い斑がおわかりいただけるだろうか? |
さらにこの駒の拡大写真をご覧になりたい方は、別項「フォトライブラリー」の中の「オークション出品・『水無瀬』(No.265)」をのぞいてみてください。
以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
「入札の醍醐味を味わうのもよし」
「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
この駒は、完成時に酔棋独特の「魂入れ」(一局将棋を並べる)で将棋を教えてありますが、あとは落札なさった方がじっくりと育ててください。
落札なさった方とは、決定後にメールのやり取りで送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。
駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第7回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。
駒カード(実物は名刺サイズ)