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20回 酔棋制作駒オークション〈駒紹介〉
「玉舟」盛り上げ駒

第20回オークションにあたって

 第20回の酔棋制作駒オークションとして、「玉舟書島黄楊斑入り糸柾盛り上げ駒」(第403作)を、出品することにいたしました。今回のオークションのために、新たに作った駒です。詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。

 オークションの開催日程は、2016年10月1日(土曜日)21時から開始して10月16日(日曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。

 今回出品の「玉舟」の駒木地は、「島黄楊斑入り糸柾」です。それほど派手な駒木地ではありませんが、全体的に穏やかな味わい仕上がっています。ちなみに今回の「玉舟」は、「書体への誘い・玉舟」(▼別項参照)で紹介している書体とは少し異なります。そのことについては、駒の説明に書いておきます。 このくらいの駒木地で私があらためて制作する場合は、盛り上げ駒で28万円くらいとなります。今回新たに作って出品するのですが、以下のようにオークションスタート価格は抑えて設定してあります。

 今回のオークションスタート価格は12万円としました。なお、最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。
 なお、別項「BOOK」で紹介している拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)に、ため書き(「使われてこそ名駒」「棋は鼎談なり」「駒の後ろに作者が見える」のどれか)を入れて、落札者には差し上げます。


 実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
 落札者が決定する10月16日(日曜日)がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。


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落札者は大平泰弘さん
落札価格は14万6000円

結果は、上記のように確定いたしました。
オークションに参加、またはご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回も楽しみにしていてください!

第20回オークション駒の紹介!


別カット

玉舟書島黄楊斑入り糸柾盛り上げ駒
第403作
・酔棋作

彫りの工程。 彫り埋めの工程。 盛り上げ完成。

「将」の字に特徴があり。

 今回のオークション出品作は、「玉舟書」です。もともとは、木村義雄十四世名人の実弟、駒師・木村文俊「名工の轍(▼別項参照)」の独自の書体でした。そのあたりの由来については、「書体への誘い21・玉舟」(▼別項参照)をご覧ください。
 ただし、今回の出品作の「玉舟書」は、それとは少し異なっています。つまり、先に書きましたように本来「玉舟書」は木村が作る独自の書体でしたが、今回の「玉舟書」は、宮松影水作「名工の轍(▼別項参照)」をもとにしているからです。どちらの「玉舟書」がお好みかは、まさに人それぞれでしょう。ちなみに、「作品ライブラリー・玉舟書島黄楊杢書き駒(第358作)」(▼別項参照)が、このタイプの「玉舟書」の初作でした。
 この書体の特徴は、左の写真のように「玉将・金将・銀将」の「将」のの箇所です。そこに何ともいえない味わいがあります。その特徴は、「木村タイプ・影水いタイプ」のどちらにも顕著に表現されいています。
 このオークションも今回で20回目となりますが、すべて違う書体を作ってきました。 また、同時期に開催中の「酔棋第4回個展・たかが駒されど駒」(▼別項参照)にも参考出品として会場置いておきますので、個展にいらしていただければみなさんも実際にご覧になることができます。オークションの締切日は、10月16日(日曜)の個展が終わってからでも間に合うように時間設定してあります(午後9時締め切り)。
  ここで掲載しているよりもさらに大きな写真が見たい方は、「フォトライブラリー」(▼別項参照)へ行って「▼オークション出品・プレゼント抽選・将棋大会」(下のほう)で、作品番号(No.403)をお探しください。

平箱に入れて送付します。余り歩は2枚です。その他、同封するものとしては、制作駒カード、プリント写真数枚、駒写真を収めたCD。それに、ため書きを入れた『将棋駒の世界』1冊です。



 以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
 「入札の醍醐味を味わうのもよし」
 「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
 この駒は、酔棋独特の完成時に行う「魂入れ」(一局将棋を並べる)はまだしていませんので、落札なさった方が盤に並べて将棋を教えてあげてください。

落札なさった方に

 落札なさった方とは、決定後にメールや電話でのやり取りで、送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。上記のとおり『将棋駒の世界』も進呈いたします。
 駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第20回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。


駒カード(実物は名刺サイズ)

 

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