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16回 酔棋制作駒オークション〈駒紹介〉
「清定」盛り上げ駒

第16回オークションにあたって

 第16回の酔棋制作駒オークションとして、「清定(花押)薩摩黄楊縮み杢盛り上げ駒」(第337作)を、出品することにいたしました。今回のオークションのために、新たに作った駒です。詳細(写真など)は、下記に掲載してあります。

 オークションの開催日程は、2012年9月21日(金曜日)21時から開始して10月7日(日曜日)21時が締め切りです。それまでにじっくりとご覧いただき、気に入っていただけた方は奮ってオークションに参加してください。

 今回出品の「清定」の駒木地は、「薩摩黄楊縮み杢」です。薩摩黄楊は島黄楊と比べるとやや堅くて、ことに「縮み杢」は独特の味わいです。書体の「清定」の流麗な筆致とも、マッチしているような気もします。「作品ライブラリー・清定盛り上げ駒(第301作)」(▼別項参照)は「島黄楊火炎杢」ですが、やや似た感じの仕上がりとなりました。どちらとも駒銘に「花押」を入れてありますが、それについての説明は「書体への誘い・清定」(▼別項参照)をご覧ください。
 このくらいの駒木地で私(酔棋)があらためて制作する場合は、盛り上げ駒で35万円くらいとなります。今回新たに作って出品するのですが、以下のようにオークションスタート価格は抑えて設定してあります。

 今回のオークションスタート価格は15万円としました。なお、最低単位は、従来と同じく「1000円」とさせていただきます。
 なお、別項「BOOK」で紹介している拙著『将棋駒の世界』(▼別項参照)に、ため書き(「使われてこそ名駒」「棋は鼎談なり」「駒の後ろに作者が見える」のどれか)を入れて、落札者には差し上げます。


 実際にオークションに参加する場合は、下記の「オークションのヘルプ」を十分にお読みになって、「入札する!」からお入りください。
落札者が決定する10月7日(日曜日)がすみしだい、私(酔棋)とその方とで、その後の詳細(下記の「落札なさった方に」をお読みください)をメールで決めることになります。その節はよろしくお願いいたします。


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第16回オークション駒の紹介!

落札者は櫻田俊介さん
落札価格は20万3000円

結果は、上記のように確定いたしました。
オークションに参加、またはご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回も楽しみにしていてください!


別カット

清定(花押)薩摩黄楊
縮み杢盛りげ駒
第337作
・酔棋作

余り歩で作った根付。
彫り埋めの玉と歩(上)、盛り上げの玉と歩(下)。
    

今回制作した「清定」はこれまでもかなり作ってきた書体でもあり、また好きな書体の一つでもあります。それなのに、不思議なことにオークションに登場するのは初めてとなります。
 別項の「書体への誘い・清定」でもふれていますように、この「清定(花押)」は、もともとは豊島龍山作(「名工の轍」▼別項参照)のものを源流としています。「歩」の最終画の流れるような筆致が、何といっても魅力ではないでしょうか。それがどこまで表現できたかは、落札者が実際に指して使って、試していただきたいものです。
 今回この書体を出品するにあたって、新たに字母紙を作り直しました。最近はこの書体にかぎらず、古い書体を復元するなど、新たに作り直すことがよくあります。『駒の詩』をご覧のみなさんが、もしも上京する機会がありましたら、事前にご連絡いただければ、私(酔棋)の起こした『酔棋字母帳』をお見せすることもできます。興味のある方はメールなどで、問い合わせください。
 左に掲載した「玉と歩」は、彫り埋めと盛り上げの状態ですので、見比べてください。また、右に掲載した余り歩の根付は、平箱に一緒に入れておきますので、携帯のストラップなどにお使いください。
 もしも、ここで掲載しているよりもさらに大きな写真が見たい方は、「フォトライブラリー」(▼別項参照)へ行って「▼オークション出品・プレゼント抽選・将棋大会」(下のほう)で、作品番号(No.337)をお探しください。
  また、このオークションを開催中に、「第10回駒プレゼント・岳城」(▼別項参照)も同時に開催していますので、そちらにも応募してみてください。

 

平箱に入れて送付します。余り歩は2枚です。その他、同封するものとしては、制作駒カード、プリント写真数枚、駒写真を収めたCD。それに、ため書きを入れた『将棋駒の世界』1冊です。



 以上のような駒ですが、よかったらオークションに参加してみてください。この駒について何か他に尋ねたいことがあれば、じかにメールをいただくか、掲示板に書き込みしていただければできるだけお答えいたします。
 「入札の醍醐味を味わうのもよし」
 「締切日直前までじっくりと検討するのもよし」
 この駒は、酔棋独特の完成時に行う「魂入れ」(一局将棋を並べる)はまだしていませんので、落札なさった方が盤に並べて将棋を教えてやってください。

落札なさった方に

 落札なさった方とは、決定後にメールや電話でのやり取りで、送付方法や落札額のお支払い方法など、詳細を決めたいと考えています。また、ご希望があれば、私の制作駒をお渡しするときに通常差し上げている下記の駒カードや、落札駒の写真入りCD、写真(数点)をご一緒に送付いたします。上記のとおり『将棋駒の世界』も進呈いたします。
 駒を引き渡し後も引き続き、この駒を「第16回オークション駒紹介」に掲載させていただくことを、落札者にお願いいたします。その節は(○○所蔵)をできれば本名で、それが難しければ(ニックネームか落札者所蔵)でもかまいません。これらのことを考慮していただければありがたいです。


駒カード(実物は名刺サイズ)

 

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